FLASHの「山のぼりゲーム」をプレイ。
太古の昔、「ダガシヤ」という施設に設置され、幼子たちからお小遣いを巻き上げていたという伝説のエレメカを再現したものだそうだ。
左右の移動のみを操作方法とし、てっぺんに到達すればクリア、というシンプルなシステムは子供にはぴったりだろう。
危険が近づくと音で知らせるシステムも分かりやすくてよい。
だがプレイ時間60秒を完全に保障し、ミスしてもスタート地点から再度挑戦可能、さらにクリア時はお菓子を贈呈というあまりにもユーザーフレンドリーな仕様は、時間あたりのインカムを重視するアーケードゲームとしては破格といってもいい遊びやすさを備えてしまっている。
これはゲームでのインカムよりもそこに来る子供たちの外食需要、即ちお菓子の売上増加を狙ったものであろう。
意外とこういう所に今のアーケードゲーム業界へのヒントが隠されているかもしれない。
危ない場所を全力ダッシュで駆け抜けることを良しとしたそのゲーム性からは登山に対する大きな誤解が伺えるが、これも当時のおおらかな時勢を反映したものだと考えると感慨深い。
山の中腹にポツンと立って、無謀な登山家を見つめる山羊は、山の神様を具現化した姿だろうか。
現存する「山のぼりゲーム」の実機筐体はかなり限られるだろうが、それがこうしてブラウザ上で遊べてしまうのだから、本当に今は凄い時代になったものである。
【おまけ】
ニコニコで見かけたTA動画
連打ゲーの運ゲーと違うか?これ。
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