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Kurovadis 感想

【タイトル・ハード・価格など】
タイトル:Kurovadis
ハード:PC
製作:Overture Interactive
発行日:2012年
価格:1100円くらい

 


【ゲーム概要】
ロックマン風エロ2DACT。

 

【一言感想】
アクション性が高い!

 

【スクリーンショット】


同人エロACT「Kurovadis」をクリア。


ロックマンやメトロイド、悪魔城ドラキュラなどに影響を受けたと思われる作品。
ぶっちゃけていうとキャラがロックマン、ステージ構成がメトロイド、一部ステージがまんまドラキュラだ。
エロゲーといってあなどるなかれ、非常にアクション性の高い良作だった。


本作の操作はジャンプ・射撃・格闘と最近ではオーソドックスな構成となっているが、一つ本作独自の操作システムがある。
それがローリングだ。ローリングを行うと自キャラが前に大きく跳び、一部の敵キャラクターをすりぬける事が可能になる。また空中で繰り出すことで空中ダッシュの様な使い方も可能。
普段の移動、敵からの逃走、攻撃の回避と、移動に関わるアクションの中核を担う、本作の最重要アクションだ。


俺が非常に感心したのは、このローリングのコマンドについてだ。
本作のローリングは、方向キーの「→↓」、又は「←↓」とコマンド入力によって発動する。
移動しながらスムーズにローリングを行いたい場合、この「横入力からコマンドを開始する」という設定は非常に理にかなっている。大抵のゲームは「↓→」の様な入力でローリングしているイメージがあるが、それよりもスマートな仕様だと言えるだろう。


ただしこのローリング、暴発しやすいという致命的な欠点を抱えているのは内緒だ。
さらに同人エロゲーではお馴染みの「レバガチャで敵の拘束から抜け出す」という仕様とも猛烈に相性が悪く、レバガチャ時にほぼ100%暴発するのだが、これは愛嬌ということにしておこう。

 


さらにもう一点、本作独自の特徴がある。
本作の敵キャラクターは耐久力がかなり高めに設定されており、普通に戦うと倒すのに苦労する。
溜め射撃や溜め格闘はチャージに時間がかかり、通常ショットの連射は威力が貧弱で、通常格闘はリーチが短く反撃を受けやすいと、どの攻撃にも短所があるからだ。


ではどうするか?本作ではこうする。

敵の頭の上に乗り


その拳を・・・


振り下ろす!!


本作の半分くらいの敵は頭の上に乗れるため、頭上から「↓+格闘」の専用攻撃でガンガン殴ることが可能なのだ。
相手によっては壁際などで頭に乗り、近接攻撃を誘うと成功率が上がるぞ。


これが本作独自の戦闘システム「脳天カチ割りシステム」だ(嘘)。
実際これを使うと高い攻撃力の打撃を高速で繰り出すことができ、相手によっては非常に効果的な戦法となる。
相手の攻撃やトラップをかいくぐり、敵の懐・・・というか頭上に潜り込んで、脳天を一方的に粉砕する楽しみは他のゲームでは味わえない。
(CHGを上げると普通に溜めショットの方が使いやすいのは内緒だ)



エロゲのくせに殺す気しか感じないトラップが漢らしい。

 

 

実際エロゲーでこれだけアクション性の高い作品は稀だろう。
「エロになんて興味ないぜ!」という硬派な諸兄にも(もちろんそうでない人にも)オススメだ。
難点は死亡時にいちいちウィンドウサイズが変わるのが鬱陶しいくらいで、18歳以上の人なら誰でも楽しめるはず。

 



【おまけ】


エロゲー界の4番バッターサキュバスさんの勇士。
なお本作には回想モードも無くセーブデータも1つなので、自分で「save1」ファイルをバックアップして対処しよう(何に?)。

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