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我々は多くを失った  もはや取り戻すこともないだろう
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メタルマックス4 感想

【タイトル・ハード・価格など】
タイトル:メタルマックス4
ハード:ニンテンドー3DS
製作:角川ゲームス
発行日:2013年11月7日
価格:通常版6648円(税抜)

 


【ゲーム概要】
気持ちフリーシナリオのRPG

 

【一言感想】
みんなが考えてるよりも凄いゲームだと思う

 

【ごく個人的なお気に入り・不満点】
×主人公がマザコンのガキンチョ。ミルクでも飲むのかと思ったぜ!

 

【スクリーンショット】

 


メタルマックス4、やっとクリアしました。
70時間かかった・・・。


「各所でクエストが発生しそれを自由に進行可能。クエストはいくつ受けても、全てガイドで内容の確認ができる」という基本システムはメタルマックス3で完成レベルに至っているので、それを踏襲。
ただMM3に比べて演出面が強化されており、主要キャラフルボイス化、随所のイベントで2Dアニメが挿入、マップの3D化、などの変化が見られる。
どれもメタルマックスのパワフルな世界観を減ずることなく、新鮮な気持ちで楽しむ事が出来て良かったかと。
マップが3D化したことによりフィールドが非常に広く感じるが、その分エンカウント率が引き下げられておりストレスはない。


もう一つMM3と違う点があり、今回やたら女の子が多い。新しい町に行く度にすげえアニメ声のヒロインが追加される。
宿屋の女将がアニメ声、中華料理屋の娘がアニメ声、パンダの怪物を倒したら女の子になってアニメ声…。
果てはヒロインだけでなく宇宙ドール(ファンネルみたいなぬいぐるみ)までアニメ声で「あなたのこと…スキよ」とか言ってくる。
主人公も浮かれて、誰に会っても「キミ、カワいいね」とナンパする始末。


メモリーセンターのお姉さんにもついにボイスが。おなじみの「ぽん、ぽん、ぽん」も喋る!


なんと色気づいた作品か。これも時代の流れなのか。まあ別にメタルマックスは硬派なシリーズってわけでもないし、それも良いだろう。


だが!

この顔の濃さはなんとかならなかったのか!
キャラデザは3のままで良かったじゃないか!3の力強くも可愛らしいキャラデザが凄く好きだったのに…。4も男キャラはカッコいいんだが…。
なんでヒロインを大量投入しておいてキャラデザがこんなに濃いのか!絶対におかしい!理に適っていないではないか!


…でもそれが味だよね。


まあゲーム性が3のままで演出・ストーリーが強化された、って感じだから、4を買うカネがねぇ!って人は今なら安い3を遊ぶってのもありかもな。
個性と面白さは3も4も一級品だ。

 

しかしこの作品は本当にすごいと思うよ。他の「よく出来てる」程度のRPGとは根本からして違う。
この作品からは、今のゲーム業界が失いかけている攻めの姿勢というものがハッキリと感じられるからだ。
イベントの多さやアイテムの無駄な多さ、フラグの複雑さ、システムの複雑さ。どれも普通の企画ならバグの温床になるからと却下されそうな仕様ばかりだ。
例えばマップでクルマに乗り込む動作一つとっても、クルマが壁にめり込んだり、乗り込む時にキャラが壁に引っかかるリスクが当然あったはず。
戦闘システムだって、全員同時に攻撃したら攻撃順はどうなる?ターン途中で状態異常になったキャラの扱いは?そもそも処理が間に合うか?といった問題が出たに違いない。
それでも恐れずに、思いついたことを隅から隅まで作り込んでいるのは、正に勇気の賜物と言えるだろう。
企画、プログラマー、サウンドからデザイナーに至るまで全員死にそうな程の作り込み具合には驚くほか無い。


アイテム配置し過ぎたら自由度が上がりすぎたから、代わりにボスを強くして「手段なんか選ぶな!勝ちゃあ良いんだよ!」と言わんばかりのバランスにしているのもうまい。これも今のタイトルには真似できないポイントだろう。
まるでSFC時代から蘇ったかの様な歪んだバランスが素敵だ。
まあ戦車以外のクルマが軒並み弱いとか、会心とそうでない時のダメージ差がでかすぎとか、中盤の人間で戦うボスが異様に強いとかキツい部分もあるけど。
とにかくこのゲームは詰まってから、どうやってそこを乗り越えるか、っていうのが一番のキモだと思うので、容易にWiki等を見るのは避けたいところだな。

 

■まとめ
初代メタルマックス発売からすでに24年が過ぎた。
その間、星の数ほどのRPGが生まれてきたが、メタルマックスは今でも他のソフトに無い、オンリーワンの個性を保ち続けている。


他のRPGが「計算した材料から、作れるように作った商品」なら、メタルマックスは「もうどうなるか分かんないけど、とにかくそこら中に有るガラクタとかを片っ端から組み合わせて作った芸術品」のように感じた。
もはや誰にも真似出来ない個性を持ったこのシリーズこそ、「今の日本を代表するRPGの一つである!」と俺は評したい。



俺の好きなキャラクターはリモコン反太郎とラッキーナ。
どちらも普通のRPGならまずいないような個性的なキャラだよね。
ラッキーナがたまーに美味い料理を作ってくる所とかたまらん。

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