ドリームキャスト版「青の6号」の舞台は、水没したシンガポールの海上に作られた都市、通称「新世界」です。
20世紀末。地球の人口は増大し、環境破壊は深刻の度を極めていた。
(中略)
「青」の創始者の1人にして忌まわしき反逆者、ゾーンダイクが仕掛けた全地球規模の気候変化(ゾーンダイク動乱)により、多くの大陸と、そこにあった都市が海中に沈んだ。
(中略)
かつてシンガポールのあった海域に、海上都市として誕生した「新世界」は、動乱前の人類の在りように最も近づいた場所と言える。
20世紀末くらいで地上のほとんどは海に沈んだそうです。
では、具体的にどの程度の大陸が海に沈んだのでしょうか?
ちょっと気になったので調べてみました。
ゲーム内、象牙地域の海底に向かいます。
こちらが海中に沈んだシンガポールの都市です。
シンガポールは日本の南西、東南アジアのほぼ中央に位置する都市国家だそうです。
海底における深度計の数値は148mです。
後はシンガポールの標高が分かれば、地上がどの程度の高さまで海に沈んでいるのか推測することができそうです。
(シンガポールの標高+深度148m=海水面の高さ)
ただ、標高というのは意外と曖昧な指標らしく、さらに同じ地域でも結構な差が出るようです。
(こちらのサイトによれば、東京都千代田区内でも標高2mの場所と30mの場所があるそうです。)
調べてみると、国土交通省の国土地理院という所が、世界各国の標高を手軽に調べられるweb地図を公開していました。
地理院地図
どこまで当てになるのか分かりませんが、とりあえずこれを参考にしてみます。
地理院地図によればシンガポールの象牙地域あたりの標高は20mとなっています。
地表の高さを仮に20mだとすると、水深148mを足して168mの深さまでの大地は海に沈んでいると推測できます。
なので168mよりも標高が低い都市は、海に沈んでいる可能性が高いです。
まずは地理院地図で日本の主要都市の標高を調べてみました。
東京20m
札幌15m
福岡3m
大阪0m
京都30m
名古屋18m
この調子だと日本の主要都市は大体沈んでそうですね。
なので逆に生き残ってそうなところを探してみます。
会津若松213m
長野372m
日本は相当山だらけですので、ある程度沈んでいない部分もありそうです。
次は世界の主要都市。
ニューヨーク14m
ロサンゼルス161m
サンフランシスコ86m
シカゴ181m
メキシコシティ2242m
リオデジャネイロ26m
ロンドン30m
パリ40m
ローマ57m
ベルリン39m
上海10m
北京51m
バンコク9m
ソウル12m
香港352m
シドニー97m
モスクワ128m
ほとんどの都市が海に沈んでいるようですが、それよりもメキシコシティが高すぎますね。
もはやシティというよりメキシコマウンテンと言った方がしっくりきます。
これなら当分水没の心配は無いでしょう。
世界の多くが海に沈んだとき、人類の中心となる都市はメキシコシティなのかもしれません。
Steamでよく見かける「BGMに合わせてゲーム画面を切り替える」系のPVは、なんとなく俺には寒く見える。
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