フォーチュンサモナーズがPLAYISMで販売開始したらしい。
販売サイトはこちら
ぉおーさすがPLAYISMさん、仕事してますねー。
しかし販売価格が3888円。(発売記念価格期間は1944円)
たけえっ!!!
しかもDeluxe版じゃないっ!!!
そこはDeluxe版を2000円とかで出すところじゃない?
まあPLAYISMで販売開始したとは言っても、実際はこれまでもベクターPCショップやデジケット・コムで買えたからねぇ。
これまでに買った人が損した気分にならないように配慮してのことかもしれないけど・・・それでももったいない!
だってこれももう8年前のソフトでしょ?2000円くらいで出して欲しかったよ。
DL販売で4000円じゃなかなか手にとって貰えないって。よく出来てるのにもったいない。
パッケージ版Deluxeの価格設定が物議を醸したことといい(同人ゲームで6500円は破格だった)ここの価格設定は強気だな・・・。
それだけの価値があるのは、認めるけどさ・・・。
そう、このゲームには価値があるのだ。
俺はたまたま中古で5000円でDeluxeを購入したが、全く後悔していないどころか、あそこで無理して買っておいてよかったと自分の判断を褒めたい位なのだ。
そんなフォーサモDXのレビューです。
【タイトル・ハード・発売元・発売年など】
フォーチュンサモナーズDeluxe。2008年。開発はリズソフト。販売はジャングル。
【ゲーム概要】
3人パーティの横スクロールアクションRPG。オンラインゲームのプレイ感を意識したらしい。
戦闘はフィールドでシームレスバトル。アクション色がかなり強い。
【ごく個人的なお気に入りポイント】
舞台となる学校のスパルタぶり。(モンスターがうじゃうじゃいる山道を生徒だけで歩くなど、しょっちゅう死人が出そうな教育方針)
アルチェの渋い剣技。
幼女に下着やくつしたを着せられるところ
【ごく個人的な気に入らなかった所】
シフォンとかいう珍獣が何の役にも立たないのにうろうろ付いてくるところ。
あとネットでの認証制はあまり好きじゃない。
本作は同人ゲーム「フォーチュンサモナーズ」のアッパーバージョン。「Deluxe」での変更点はここに載っている。
一番の違いは田村ゆかりを初めとするプロ声優のボイスの有無でしょうか?
Deluxe版はプロ声優と同人版声優を切り替え可能。同人版も悪くないというか普通に上手いです。
ストーリーとかはやったの結構前だからもう忘れた。
それよりもこのゲームの真の価値は戦闘にある。
システムは横スクロールタイプのアクションRPG。
基本的に3人一組で戦う。
剣士アルチェ(右)が前衛。
サナ(左)とステラ(真ん中)は後衛で魔法を使う。
アルチェとステラの間にいる珍獣は何の役にも立たないので無視してよい。
操作キャラクターはワンボタンでいつでも変更可能。
プレイヤーが操作しないキャラはCPUが操作するのだが、このCPUが非常に頭がよく、とても頼りになる。はっきり言って人間より優秀。
味方のCPUがぼーっと突っ立ってて役に立たないようなゲームは見習ってほしい。
かわいいキャラと優秀なCPUで難易度も低いのかと思いきや、敵のCPUまで頭が良いので戦闘の難易度はむしろ高い。
とにかく敵の回避が上手く、適当に剣を振っても回避から反撃を受けるのが関の山。うかつにジャンプでもしようものなら確実に迎撃される。
戦闘を楽しむ上での俺のオススメプレイスタイルはアルチェ固定操作。
このゲームでは魔法が非常に強力であり、発動すると戦局を丸ごとひっくり返すくらいの力がある。
その分魔法は詠唱に時間がかかり、さらに敵の攻撃を受けると詠唱がキャンセルされる。
前衛であるアルチェの仕事は、後衛二人が魔法を唱えている間、体を張って前線を維持することだ。
敵の猛攻に晒され、ザコにぼてくり回されようとも必死で敵を押しとめる忍耐力が必要になる。
何しろ敵に回りこまれて陣形を崩されたら最後なのだ。後衛の魔法使いがザコと殴り合いを始めるような展開になったらそのまま全滅の危険があると思っていい。
このゲームではザコ戦でも普通に全滅するし。
群がる敵を剣技で抑える緊張と、「まだかーっ!(魔法は)まだかーーーっ!!」と涙目になりながら耐え忍んだ後でやっと発動した攻撃魔法が敵をなぎ払う快感は他のゲームでは味わえない。
戦闘に関してはこれまで遊んだアクションRPGの中でナンバー1の面白さだと思う。
(テイルズオブリバースも捨てがたいが・・・死にそうになったら全力で下がって味方の魔導士を盾にしてでも回復する鬼畜なシステムが好き)
また、激しいアクションが苦手という人は後衛プレイで遊ぶこともできる。
CPU操作のアルチェは人間操作よりも優秀なので、プレイヤーは安全な場所から攻撃魔法を撃っているだけでよくなる(かも)。
操作キャラによって難易度が違うというのも面白いところだ。
個人的なお気に入りポイントとしては、アルチェの剣技の地味っぷりがたまらない。
幼女ながらも正統派剣士であるアルチェは、剣から火や弾が出たりすることは(終盤まで)なく、正統派な剣技を習得していく。
上が「斬り」。下が「回転斬り」。このわずかなリーチの差が戦局を左右する!
「下突き」。アクションRPGではお世話になることが多い攻撃方法だが、本作では隙が大きく使いどころを考える必要がある。
「真空切上(しんくうきりあげ)」を連続写真で。ジャンプしながら後ろに斬りかかる。アルチェの剣技の中ではかなりの大技。
「バック転」。後方に回避を行う。無敵時間なんて恵まれたものはないがカッコいい。移動の慣性が強いこのゲームでは、間合いの管理に使うこともある。
ちなみにパンチラはない
繰り返しになるがこのゲームの敵は非常に頭がよく、適当に剣を振っても容赦なく回避され反撃を喰らうことになる。
これらの剣技の隙やリーチを理解し、的確な攻撃を繰り出さなければ、モンスターのエサとなってしまう。仲間を守る盾となれ!
なおちょっとネタバレになるのだが、本作はストーリーがかなり中途半端なところで終わる。
リズソフトのホームページは長らく放置状態だったのだが、つい最近(去年)になってふと更新されてこの動き。
ついに続編が来るかっ!?
・・・さすがに無いか。
このレベルの作品はそう簡単に出せるもんじゃないし。ドット絵とか死ぬほど手かかってるぞこれ。
続編が出たらもう奇跡と言っていいだろうな。
出なかったら別の世界線に期待しよう。(本作はそんなストーリーではないです。念の為。)
最後に幼女3人のお風呂シーンの画像でも載せようかと思ったが、回想モードが無い為見送り。
すまん・・・。
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