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我々は多くを失った  もはや取り戻すこともないだろう
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ころころれいむ

【タイトル・ハード・価格など】
タイトル:ころころれいむ
ハード:PC
製作:ReadyToCreate 
発行日:2011年
価格:確か300円くらい・・・。

 


【ゲーム概要】
短編横スクロールACT。東方シリーズの二次創作品。

 

【一言感想】
ドット絵がかわいい。

 

【ごく個人的なお気に入り・不満点】
◎ラスボス戦でのささやかな優しさが好き。


×サウンドテスト欲しかった。

 

【スクリーンショット】
 

↑背景が完全に実写


同人ゲーム「ころころれいむ」をプレイ。
ほんの数十分でクリアできるコンパクトなアクションゲームだった(コンティニューしたけど)。


ストーリーの詳細は不明だが、なぜか飛べなくなった霊夢が天子に殴りこみをかける話。
霊夢は飛べなくなった他にもなぜか喋らなくなっていたり、陰陽玉に変身できるようになっていたりする。


陰陽玉に変身すると敵を押しつぶして攻撃を行うことが可能。
分かる人はカービィ夢の泉の「ボール」の能力を思い浮かべてくれたらいい。


ただカービィのボール能力と違って機動性に欠けるので、雑魚敵一体を倒すのもちょっと苦労したりする。
そのせいか道中の敵の数はやや抑え目で、その分ギミックで殺しに来る構成になっていると感じた。
レトロゲームをリスペクトした仕掛けが多くあり、マッピーっぽいジャンプ台やソニックのバネなどが配置されていて楽しげ。
地上→洞窟→アスレチックと展開していくステージ構成もスーパーマリオをイメージしてのものかもしれない。
強制スクロールする箇所もあるが、普通に作るとダラダラしがちな強制スクロールを、足場を削って極太ビームを飛ばすと言うキッツイ調整でスリリングに仕上げるあたりは見事。

 

可愛らしいドット絵や良質なBGMも魅力だが、ゲームとしては初見殺しのトラップが多く難易度は高め。足場も狭いので落下死も多くなりがち。
人間形態と陰陽玉形態で移動速度や慣性のかかりかたが全く違うので、慣れないとミスしやすいのだ。
残機が初期から9と多いものの、結構ゲームオーバーになりやすいのでは(コンティニュー可)。
ラスボス戦での初見殺しには思わず笑ってしまった。
先の強制スクロールも合わせて、要所要所で「気持ち良い高難度」が楽しめた。
後はゲーム中全ての箇所がこの気持ち良い高難度になれば、立派な死にゲーの完成だ!


・・・いや、死にゲーになっちゃまずいか。
オーソドックスな横ACTと死にゲーのハイブリッドって感じだな。この作品は。

 

その気になればノーコンティニュークリアを狙ったり、各所に配置されたお金を集めたり、タイムアタックで楽しんだりも出来そう。
特に覚えゲーでサクサク進めるので、タイムアタックには向きそうだなと思った。

 

 

まとめると、低価格の割に完成度は十分。
気軽にシンプルなアクションが楽しめる作品になっているかと。

 

個人的にはもっと陰陽玉形態の機動力を上げて、ずっと陰陽玉状態で進むことも可能、みたいな感じだったらまた楽しそうだなと思った。



しかしジャンプボタン押しっぱなしだと連続でジャンプする仕様は珍しいな。
何か意図があってのことなのか?
狭い通路で跳ねまくるとちょっと愉快。

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