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我々は多くを失った  もはや取り戻すこともないだろう
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PC-98版「魔導物語1-2-3」

長年遊ぶのが夢だったPC-98版「魔導物語1-2-3」についに手をつける。
98版魔導はエミュ以外ではずっと遊ぶ手段が無かったのだが、ProjectEGGが2015年に発売してくれた「魔導物語 きゅ~きょく大全」の第1集に収録されたことで遊ぶことができるようになった。
まあ俺はきゅ~きょく大全を1年前に買ってからずっとほっぽらかしてあったのだが。




98版の魔導物語は1991年に、すでに発売されていたMSX2版のリメイク移植として発売された。
いわゆるダンジョンRPGなのだが、ファジー・パラメータ・システムという独特の仕様を搭載していて、普通のRPGと違い体力や魔力が数値で表示されないのが特徴。
数値のかわりに、主人公アルルが戦闘中に「ゴォーゴォー!元気だいっ!」「もうだめ、くるしい」などとセリフで自分のパラメータを教えてくれる。
キャラクターに愛着の湧きやすい、とても可愛らしいシステムだと思う。





 


MSX2版では気の抜けたテキストにマッチした可愛らしいキャラクターが敵だったのだが、PC-98版はそこの部分が大幅に変更。
リアル風のグラフィックと、やけにグロい描写が目立つようになった、
俺がPC-98版を遊びたいと思った理由もこのグロ描写だったりする。



 

なんとこのゲーム、主人公アルルはまさかの幼稚園児でありながら、魔法の塔に一人で挑んではグロい敵共と血で血を洗う争いを繰り広げるという非常にハードコアな展開なのだ。

 


虫に寄生されたり・・・。



鼻血出して死にそうになったり・・・。

 

 

ストーリー的には魔導学校の卒園試験という扱いになっているのだが、卒園試験を受けられる資格のあるのはアルル一人だけということがオープニングで語られている。


「みなさん 本日は 魔導幼稚園の卒園試験です でも 卒園試験を受けることができる優秀な人は 今年たった1人しかいません せんせいは 残念です でもー・・・」

 

上はオープニングでの先生のセリフである。
このセリフから、年に一度の卒園試験すら受けられない園児がほとんどだということが分かる。
幼稚園で留年とは、恐ろしいほどに厳しい世界だ。
よほどのエリート魔導師を養成する学校なのだろう。

 


このようにストーリー・システム共に個性に満ち溢れているが、魔導物語の魅力はまだまだこれからだ。
ゲーム中にはいくつものアイテムや魔法が登場するのだが、これがもう今の発想ではとても思いつかないような面白い名前のものが多いのだ。
何しろどんぱうんぱである。どんぱを設置してうんぱを使うとどんぱの位置にワープするというアイテムなのだが、実に素晴らしいネーミングだ。
2017年現在、こんな名前のアイテムを考え付ける奴はまずいないだろう。
ゲーム業界も長く続き、最近はどこかで見たような設定ばかりが目に付くようになってきたが、逆に古い作品の方が目新しい要素が目立つものである。


 

 

古い作品のため粗も多く、セーブロードのたびにディスクの入れ替えを要求されるのは面倒だし、得るものが少ない割に低い逃走成功率にもかなりイライラさせられることだろう。
同じ回復アイテムでも序盤の店の方が価格が安いため、わざわざ戻らなければならないのも手間が増えるだけで無駄に思える。
その他にも理不尽な要素が無いわけではない(バーニング・ルアク・ダグアガイザンとか)。無いわけではないが、当時のPCゲームの中では格段に遊びやすい部類だと思うし、現代でも十分遊ぶに耐える内容だと感じた。
エミュレータの不具合なのか、たまにボイス再生時にボイスの代わりにノイズが流れるのが気にはなったが。
まあ本作は「1-2-3」の名前の通り3本立てとなっており、俺もまだその内の1をクリアしたに過ぎないのだが。

 

 

 


これ以下では攻略のヒントを軽く紹介する。

 


 

・戦闘はダイアキュート→ダイアキュート→ファイアーorアイスストームで戦うのが基本。
呪文失敗が嫌がらせすぎる。
ちなみにダイアキュートが「ダイ アキュート(di acute)」で「2倍鋭く」という意味なのは有名な話。

 

・壁のもとは壁を作り出すことが出来る、攻略に必須のアイテム。

 

・穴から上に登るには糸があれば・・・。

 

・どんぱうんぱはかなりの便利アイテム。攻略にも役立つ。

 

・後半の戦闘ではジュゲムが大活躍。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



1のエンディングではすくすくと成長していくアルルの姿を見ることが出来てちょっと良い気分。
正直今のアルルより昔のアルルの方が可愛い・・・。
昔のアルルにはなんかドラマがあるよな。
ぷよフィ以降のアルルはただのマスコットキャラクターって感じ。

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