【タイトル・ハード・価格など】
タイトル:ヴァイロンの塔
遊んだハード:PC
製作:エンカウント方式
発行日:よく分からんけど2011年とか?
価格:フリーソフト
【ゲーム概要】
カードバトルRPG
【一言感想】
かなり良作
【ごく個人的なお気に入り・不満点】
◎カードデザインがきれい キャラデザもスプラがかわいい
×左クリック長押しで決定連打扱いになるのはやめて欲しい
【スクリーンショット】
フリーゲーム「ヴァイロンの塔」をクリアーした。
開発は「エンカウント方式」さん。
本作品はカードゲームなんだけど、RPGとTCGの要素がちょうど五分五分くらいになっていて、一般的なTCGの感覚と比べるとRPG色が強い。
初めは体力が5から始まるのが、強化をすることで徐々に最大体力が上がっていき、最終的には50以上にまで上がってしまう。
それに併せてカードの能力もインフレしていくので、新しい強いカードをどんどん取り入れていかないととても相手に勝てなくなっていく。
カードを集めてEC(エレメンタルキューブ)と呼ばれるコストを稼いで使えるようにしていく過程が楽しいんだよね。
自分と相手が同じ土俵に立つのが普通なTCG界の中では異端のシステムと言えるかも。
何しろ試合開始した時点で相手の方が自分より体力が多かったりするからね。
そんな理不尽な状況を、自分のデッキ構成と運で乗り切っていくスタイル。
■システム
アタック・クラッシュ・ガードの3すくみが基本。
デッキ枚数が15枚と少なめでコンセプトが絞りやすい。
基本的には大ダメージが見込めるような高威力カードをいかにして活かすかという部分が腕の見せ所となる。
戦闘が始まったら割と運ゲーになるので、その戦闘に入る前のデッキ構成で十分に悩んでくれよ、いう話らしい。
デッキ構成の指針として属性があるんだけど、カードの効果に特別なものが少ないのでどの属性を選んでも大体似たようなデッキが出来上がるのは、まあシンプルで遊びやすい長所と捉える事も出来る・・・かな?
一つの属性にこだわるようなプレイをしてみても楽しいかもしれないね。後半絶対大変だと思うけど。
■ストーリー
RPG色の強さがストーリーにも出ていて、登場するキャラ全てにそれぞれ物語があり、戦闘前・戦闘後の簡単な会話でそれとなく見せる作り。
また記憶を失くした主人公の素性がストーリーの主線としてあり、その辺の謎を匂わせることで先へ進む意欲を上手く煽っているなと思った。
特定条件を満たして勝利するとそのキャラの素性に関する重要な話が聞けたりしてまた燃える(俺はやってないけど)。
■まとめ
RPG要素とカードゲームを上手くまとめた良作。
後半に行くにしたがって無茶苦茶にインフレしてくる対戦相手のカードに悶絶しながら、デッキ構成で悩み、運を天に任せる。
そんなはっちゃけ具合が素敵だった。
このクオリティのフリゲはそう多くないんじゃない?
【ヴァイロンの塔の注意事項】
ネット関係のシステムが死んでるらしく、クリア後に自分のデッキのデータをネットに送ろうとするとハングする。
これをエンディング後にセーブせずやらかしてラスボス倒し直すハメになって涙目。
プレイする方はご注意を。
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