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我々は多くを失った  もはや取り戻すこともないだろう
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デスピリア 感想

【タイトル・ハード・価格など】
タイトル   :デスピリア
遊んだハード :DC
製作     :販売アトラス 制作電脳映像研究所
発売・公開日 :2000年9月21日らしい
購入価格   :2000円くらい?

 

 


【ゲーム概要】
悪趣味ADV+RPG

 

 

【一言感想】
名作かな

 

 

【ごく個人的なお気に入り・不満点】
×子供の性格が同じような子が多い

 

×アルーアの部屋のガラクタに一度しかダイブできない

 

 

【スクリーンショット】

 


人の心を覗ける恐怖「デスピリア」クリアしました。
2000年のソフトという事でまだまだ個性的で面白い作品が多かった頃。


ゲームとしてはRPG。教会の剣「アルーア・バレンタイン」となってミッションをこなしていく。
アルーアは、人の心に入り込んで記憶を読んだり精神を破壊したりできる能力を持った「マインド使い」。
戦闘シーンではポケモンよろしくマインドと呼ばれる仲魔を呼び出して戦います。

 




ただポケモンと違ってこのゲームのクリーチャーはとにかく悪趣味。
基本グロテスクで触手がうねうね。
そんな悪趣味なグラフィックでゲーム全体が統一されています。





どこぞのサイトでは「敵の種類が狂った人間、人造人間、狂った人造人間の3種類しかいない」とか言われてましたがまさにその通り。
出会う敵出会う敵頭のおかしい奴ばかりです。
「人の心を覗ける恐怖」というのは本作のキャッチコピーですが、狂った人間の心とばかり触れ合っていればそりゃ恐いに決まっています。

 

そんな陰鬱なゲームなのかと思いきや、意外と作品の雰囲気は暗くなかったり。
シリアスと同時にブラックユーモア的な要素も強く、頭のおかしい人がおかしな事を言ってる部分が滑稽に描かれています。
スピリアという薬物中毒でシャレにならない感じになってる人が「スピリアをくれ・・・」とか言ってさまよってたり、頭のイカれた市民が「たすまにあでびるっ!」とか言いながら襲ってきたりする様は、取り返しがつかなすぎて笑うしかないという感じでおかしさが先に立ってきます。
狂った人間の恐さと滑稽さを同時に描いているという意味では、ある意味かなりの問題作なんじゃないかと心配になったり。

 


そんなキ○ガイと相対する時にとっても頼れるのが主人公のアルーアお姉さん。



初登場の最初のカットで超キモい虫を鼻から吸い込むという一見ヤバい人ですが、その実態は凄腕の暗殺者。
神の名の下に、大戦によって破壊された世界秩序の再生を目指す組織「教会」。
その教会最強のマインド使いにして、異端を滅ぼす裁きの剣。
どんなミッションも顔色一つ変えず遂行する、人間の精神のプロ。
そんなアルーアさんの肝の据わりっぷりは半端ではなく、目の前で人間がいきなり怪物に変身して襲ってきても当然の様に排除。
どんな狂人と相対しても一歩も引かず、冷徹に他人の精神を分析し、ミッションの遂行のためなら平気で人を廃人に変える彼女は、変態しかいない狂った世界の中では何より頼りになります。
かと思えばたまに見せるちょっととぼけた所がまた魅力的です。


 


このゲームはADV要素の強いRPGという感じで進んでいくのですが、戦闘のテンポが悪くエンカウントが辛いという欠点があります。
ですがそれを補って余りある独特の雰囲気とストーリーは一見の価値あり。
特に終盤のストーリーでは「記憶の数値化・可視化」というテーマに沿って色々な人の思惑が交錯しつつ話が進み、アルーアさんの変化もあったりで俺の情動を強く揺さぶりました。
DCの中でぜひやっておくべき一本と言えるかと!
きっとあなたの想像を超える世界が見られますよ。

 

 

ちなみに攻略ポイント。
マインドは「作成」を使わずに「強化」で強くしていくと技を引き継げてお得です。
戦闘では攻力強化を使うと楽になります。

 

 

 


以下ちょっとだけネタバレ

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


これが神の教えだというのなら
そんな神は私が殺すわ

 

 

一番好きなセリフ。

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