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我々は多くを失った  もはや取り戻すこともないだろう
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信じているだけさ、分かり合える事を

【タイトル・ハード・価格など】
タイトル   :∀kashicverse -Malicious Wake-
遊んだハード :PC
製作     :エンドレスシラフ
発売・公開日 :2012年?
購入価格   :忘れました

 

 


【ゲーム概要】
コマンド式弾幕STG

 

 

【一言感想】
色々とすごい

 

 

【ごく個人的なお気に入り・不満点】
×タイトルメニューの曲がうるさい

 

 

【スクリーンショット】

 

 


同人STG「∀kashicverse -Malicious Wake-」クリアしました。
難易度∀dvent(イージー相当)ですが。
ちなみに「アカシックバース」と読みます。

 

こちらはエンドレスシラフ制作の弾幕STGです。
極めてクセの強い、ひねくれまくったシステムが多数搭載されており、シンプルとは対極に位置するゲームシステムのため猛烈に人を選びますが、
遊んでみればしっかりと作りこまれたゲームであることが分かる。そんなゲームとなっておりました。

 

一見すると普通の弾幕STGの画面ですが、気になるポイントがいくつもあります。
紹介していきましょう。



 

①シールド
本作には残機の概念が無く、代わりに自機にはシールドが搭載されています。
シールドを閉じている状態なら、敵の弾に当たってもシールドゲージが減るだけで済みます。
このゲームの弾幕は避けきることは不可能と言い切れるほど激しいので、シールドで敵の弾を防ぐことは生き残るために最も重要です。

 

②メソッドゲージ
シールドを開いた状態でその部分に敵弾を通すと、メソッドゲージが回復します。
このゲージを消費して、「メソッド」という強力な攻撃を繰り出すことができます。

 

③メソッド
こちらの8種類の攻撃がメソッドです。
メソッドを発動するには「抗体領域」を展開し、その中でコマンドを入力します。
コマンドは↑↑+ショットのような簡単なものから、波動拳+ショット、昇竜拳+ショットなど少し複雑なものもあります。
抗体領域内の敵弾は速度が落ちるため、比較的ゆっくりとコマンド入力が行えるという寸法です。

 


・・・というように、他のSTGではまずお目にかかれないシステムがいくつもあるのが特徴となっています。
とりわけ珍しいのがコマンド入力で技を出すメソッドですが、抗体領域があるとは言え敵弾に追われながらのコマンド入力はかなり忙しく、格ゲーの苦手な俺なんかはコマンドをミスする事もしばしば。
またゲージ管理のためのシールドの開閉や、激しすぎる敵弾をどうやりすごしていくかなどを考えながらプレイしなければならず、非常にやることの多いゲームとなっております。
STGにおいてはプレイヤーに暇な時間が発生してしまうことは悪ですので、やりごたえという面では文句無しと言えるでしょう。

 

また、システム面だけでなく演出も個性的です。
ステージ全編通してハードコアサウンドが流れてそれだけでも最高なのですが、さらに素晴らしいのが積極的にゲーム展開と楽曲に同期を取っている事。
曲に合わせて敵が登場したり、曲の雰囲気が変わるのに合わせてボスも変形するなど、まるで音ゲーかと思わせるような巧みな構成には不思議な中毒性があります。
個人的には2面の開幕で曲に合わせて背景の幕が開くのがお気に入りです。あと4面ボスが変形していく場面も好きです。
サントラ(∀kashicbox)も買いました。

 

俺は初めにこのゲームを遊んだ時、システムが複雑すぎて正直うまく遊べる気がしなかったのですが、曲に合わせたゲーム展開があまりにも恰好良かったので頑張って練習したという経緯があります。
それくらい楽曲とゲーム展開の融合が気持ち良かったという事ですね。お見事です。

 

このゲームのこだわり具合は世界観設定にも表れています。
ゲームを進めていくとDOCUMENTという形で設定資料が読めるのですが、これがまた専門用語が炸裂しまくって非常にイイ感じです。
ゲーム中の背景などにも、なんというかポエムを感じますね。
GameSparkのインタビュー記事でも、「システムの根幹は園芸」「シールドでの敵弾吸収は光合成をイメージした」などかなり面白い話が読めます。
TAITOがダライアスしか出さなくなって以降、「世界を表現しよう」なんて気概のあるSTGもさっぱり減りましたので、個人的にこの世界観設定は本当に好きですね。



ゲーム中で読めるドキュメント。


 
背景にも植物が頻繁に登場します。

 

 

STGとして見た場合、シールドがあるため、弾避けのスキルを要求されることはほとんどないです。
その代わりとにかく敵の登場&攻撃が唐突で、油断していると一瞬で被弾してしまう事が多いです。
難易度∀dventであれば耐久値が高いのでそれでもなんとかなりますが、∀nother(ノーマル相当)や∀kashic(ハード相当)を攻略しようと思ったら、敵の登場箇所を把握し、使うメソッドなどをあらかじめパターン化しておかないと厳しいように思います。
恐らくガチガチのパターンゲーになるかと思います。
∀kashicでノーコンティニュー進行すると面白そうな展開があるらしいですので、是非やってみたいとは思うんですが、難易度はどうかな・・・という感じです。
自機がかなり強いのでパターン化できればいけるのかどうか。

 

色々とクセのあるゲームですが、最初は8つもあって名前も覚えられないと思っていたメソッドも、慣れてしまえば思い通りに繰り出せるようになるはずです。
音楽や演出が本当に熱いゲームですし、作者のやりたいことが詰め込んであることが良く分かりますので、同人STGに興味のある方は一度向き合っておくべき一本だと思います。
難解なシステムと向き合い、分かり合っていく楽しさをどうぞ味わって下さい。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


そういえば続編?の∀kashicforceも買ってあったの思い出した・・・。

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