同人ノベルゲーム「マヨイヒツジの果樹園」クリア。
開発はサークルNamaage。
ネタバレ注意。
分岐要素は極めて薄く、ストーリーを読み進めるだけの内容と言っていいでしょう。
孤島の「学園」で、「幸福になる義務」を負った少女たちの面倒を見るという内容。
主人公は自称真面目系クズなんだけど、真面目系クズが少女を親身な関係で教育するって、どっかで聞いた話だなーって思って。
そしたら主人公が、過去に姉さんとなんやかんやあった、みたいな事を言い出すわけですよ。
少女を教育、主人公の記憶の陰に見える姉の存在、これ「車輪の国 向日葵の少女」じゃねーか!みたいなね。
設定面ではさすがに影響受けてそうだよね。
ストーリー展開は別物だったので良かったけど。
「幸福になる義務」とか言い出すような組織がまともなわけはなくて、まあいろいろと闇があるわけだけど、その辺の設定は結構面白かった。
幸せにしてから落とすのが目的ってあまりにも意地悪すぎてよい。悪意に満ちた善意というか。
ただ、ピーラー以外元人格がほぼ出てこなかったのがもったいない。
オロスゼスターなんてほとんど触れられないまま気づいたらいなくなってたし。
できれば各キャラ元人格を掘り下げて欲しかったなー。全員処刑できればなお良し(鬼畜)。
終盤が駆け足ぎみで割とガバガバだったのもなんかなぁという感じ。
5世紀も世界を管理してたシステムがいきなり止まったら大混乱どころの話じゃないだろうに。
結局姉さんとの確執もあんまり決着ついた感じがしないしな。
てかそれよりも!水着無しなんてありえないだろ!
こんなに可愛いキャラなのに水着無しなんて!考えられない!
そんな感じで、設定も文章も良かったけどいろいろと惜しい、佳作という感じの作品でした。
(佳作は良い作品って意味だろ、みたいなツッコミは無しでお願いします。)
PR