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我々は多くを失った  もはや取り戻すこともないだろう
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犬猫好きでもブチ切れマス が面白くない

Android「犬猫好きでもブチ切れマス」をプレイ。
無料のノベルゲーム。作者は権兵衛さん。

 

読み始めて10分。キャラは可愛いが、なんだか面白くない。なぜか文章が頭に入ってこない。どうも読み進める気にならない・・・。
これは良くない!ゲームを遊んで欲しかったら、途中やラストがつまらなくても、とにかく最初だけは面白くないといけない!

 

なぜこのソフトは読み進める気にならないのか?俺なりに考えて思い当たるところが3つあったので、(プレイした10分間分の)感想としてここに書かせてもらう。

 

 

 

1.説明口調が過ぎる

序盤のひとコマ。
何でもない文章に見えるが、装飾的な無駄な情報が多くて、感情の流れが自然に現れてない(と思う)。
「息を荒げて顔を赤く染めて~」なんて、双方見れば分かるのに誰に向かって説明している言葉なのか謎。
人と人との会話として不自然だ。

 

 


2.誤字が目立つ

 

「緩いんでいる口元」「大丈夫だろう判断した」とすぐ見て分かる誤字が序盤にある。
誤字があるのはともかくとして、「序盤の目立つ位置にある」というのがまずい。
誤字に気づいた読者には「こいつ適当に書いてんな」という意識が生まれてしまう。
そうなればもう後はどれだけ真面目に書いた文章だろうが、読む方からしたら軽いものに受け取られるようになる。

 

読者を醒めさせる様な誤字はできるだけ取りきりたい。せめて目立つものくらいは・・・。

 

 

 


3.始めに惹きつけるものが無い

 

ノベルゲームでは何らかの事件から物語が始まる事が多い。
始めに大きなイベントが起こらないと後を読む気にならないからだ。

 


このゲームでも最初の最初に事件が起こる。
ヒロインであろう芽依子さんは「動物の話を聞くと変調をきたす」という体質らしく、昼食時に犬の話を聞いて調子がおかしくなってしまうのだ。

 

調子がおかしくなるというところから始まるのはいい。
「何か理由があるんだろうな。なんだろう。」という興味が生まれる。
ただ、その見せ方が良くない。


ゲームでは芽依子さんに一言のセリフも無いうちにいきなり体調がおかしくなり、その後で芽依子さんが普通に会話するシーンが描写される。
読んでいる方からすると「いきなり調子がおかしくなった人が普段は普通」という認識になる。


しかしこの順番だと「事件」としては弱い。
「普段は普通な人がいきなり調子がおかしくなる」という順序で描写されて始めて事件となるのであって、何も知らない状態から調子がおかしくなっても「ああ、そういう人なんだ」で終わってしまうように感じた。
軽くでいいので先に会話シーンがあったら良かったかもしれない。

 

 

 


しかしこうして理由を書いてはみたものの、理屈としては通ってはいても、やはり読んでいるときの俺の「なんか面白くない」という感情を正確に表しているとはどうも思えない。
ノベルってのは人の感情を動かすもの。人の感情は言葉に出来ない。難しいのも当然か。

 

しかしネットで調べても「面白い文章を書く方法」は多くみかけるが「つまらない文章がつまらない理由」というものについてはあまり見かけない。
俺としてはどちらも同じくらい大事で、面白いテーマだと思うのだが・・・。

 

 

 

 


褒めるのは気楽だが、批判は度胸がいるな・・・。

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