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我々は多くを失った  もはや取り戻すこともないだろう
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ドランシア

ここ数年で爆発的に普及しているスマホゲームだが、ゲームとして見たときにはその操作性が問題となる。
物理ボタンを持たないスマートフォンは、アクションや格闘ゲームといったアクション性の高いゲームを遊ぶには致命的に向かないのだ。
理由としてはタッチ位置のズレによる操作ミスが起こりやすい事や、指で画面が隠れる、連打が効きづらいなどがあり、そのためリリースされるゲームも必然的にRPGやパズル、良くてリズムゲームといったものに偏りがちである。


そんな中、果敢にもアクションに挑むゲームもある。
それが今回紹介する「ドランシア」だ。
本作はアクションRPGで、画面内に湧いてくる敵を倒してお金を稼ぎながら、現れるボスを倒してステージを進めていく。
Android・iPhoneで無料で遊べるほか、3DSのDLソフトとしても500円で販売されている。
ちなみに俺が遊んだのはAndroid版。


その操作性は非常にシンプルになっている。
画面上のボタンは、左右の移動とジャンプのボタン、そしてスキルツリーを開くためのボタン。この4つだけだ。


攻撃ボタンは無く、剣は初めから構えっぱなしになっているため、敵に対してはこの剣を上手く当てるように操作するのがポイントとなっている。
「ゼル伝」で剣を構えっぱなしにしている状態だと考えてもらえば分かりやすいだろうか。
また移動についても常にオートで歩き続けるようになっており、プレイヤーは移動方向の操作と、ダッシュ(移動方向と同じボタンで発動する)だけ行えばよい。
少しでも操作頻度を減らし、タッチ操作による負担を減らそうという狙いだろう。


操作性こそシンプルなものの、お金を稼いでキャラを成長させるRPG要素もあり、退屈さは感じない。
特に秀逸なのがコンボのシステムで、ダメージを受けずに連続で敵を倒すことで貰えるお金の額に倍率がかかる。
これにより、適度な緊張感を保ちながらゲームを楽しむことができる。


郷に入っては郷に従え。ハードの特性に合わせたゲームデザインが光る一本だった。
だった・・・が。やはりタッチ操作の壁を越えるには至らず、プレイ中はタッチ位置がずれて敵に突っこみダメージを受け、コンボが途切れるような場面も少なからずあった。
やはりハード側での改善が無いとスマホでアクションは厳しいのだろうか。技術の更なる革新を待つばかりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「All your base are belong to us」を、日本語で言う「反省しる!」みたいなものってどっかの記事で言ってたけど、「恐怖のズンドコ」の方が合ってる気がした。
どうでもええなしかし。

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