PS2のテクニクティクスについてレビュー。
2001年1月25日発売のプレイステーション2用ソフト・・・だそうです。公式サイトによると。
開発・販売はアリカ。
けんけんぱをモチーフにした音ゲーです。基本システムの解説とかめんどいんで省きます。
動画でも見て。
システムのポイントとしては「予約」と「キャッチ」ですね。
予約とは:このゲームでは波紋型のマーカーを消し、BGMを鳴らしていくのですが、消したマーカーに他のマーカーが触れていると、予約されて自動的に消えます。イメージ的にはティンクルスタースプライツの連爆のようなものです(わからんか・・・)。
キャッチとは:マーカーを自由に運べるシステムです。
この予約とキャッチを組み合わせると、自分でボタンを押さなくても勝手にマーカーが消える状況を生み出すことが出来ます。
予約中のマーカーに、キャッチを使ってどんどんマーカーを繋げてやればいいわけですね。
自分でボタンを押さずともどんどんマーカーが消えていく様は爽快ですね。実際はそんな楽な場面ばかりじゃないけどね。
さて音ゲーの命である楽曲ですが、Sampling Masters MEGAやAYAが主な楽曲提供者なだけあってクオリティは高いです。
ただちょっと問題があって、音ゲーなのに全体的にリズム難の曲が多い。
更には譜面の音の取り方が変態。
さらにさらに、このゲームではプレイヤーがボタンを押したタイミングでメロディーが流れるので、押すタイミングがズレるとメロディーもズレる。おまけに予約していた場合は予約分の音もそのままズレるという仕様になっています。
リズム難×譜面難×メロディーズレる もうどうなるかお分かりですね?
曲にならねえ。このゲームは楽曲自体はハイクオリティですが、それをゲームで聞こうと思ったらかなり緻密なプレイが要求されます。
ちょっとやった程度だと、流れる音が雑音にしか聞こえないこともザラ。
音ゲーとしては致命的な欠陥のようにも見えますが、判定が甘めなことと、前述の予約システムのおかげでプレイの爽快さが消えるまでには至っていません。あぶなっかしいなオイ・・・。
実際、全体的な完成度は高く、
音ゲーパートの操作感は良好。流れるような演奏が楽しめます。
グラフィックは非常に華やかで見ているだけで楽しい気分になってきます。
キャラクターはレインちゃんが可愛すぎてやばい。(他はイロモノがメイン)。
ロードのストレスも特になし。
と、全体的に気合入れて作られているのが分かります。
サウンドプレイヤーや曲ごとに遊べるフリーモードも完備しています。
フリーモードでは曲ごとに譜面の達成率を表示し、ノーミスだと100%がついたりする要素もあって、さくっと遊べます。音ゲーとしての難易度はそこまで高くないので、目指せ全曲100%。
なぜかサントラの価格が高騰していますが、ソフト本体は中古で2000円以下くらいで買えるので、曲も聴けるしオススメです。
なお続編のテクニクビートはナムコのアーケードゲームの曲(F/Aなど)のアレンジBGMで遊べるため、こちらの方が訴求力高そうな気もします。
自分はビートの方は未プレイなので分かりませんが、とりあえずティクスは結構お気に入りです。
なおこのソフト、ゲーム起動時になぜか今日の花・今日の歴史・今日の一言が表示されます。何気に大好きな要素だったり。
この記事を書いている2015年2月13日は、起動してみたらこんな感じでした。
今日の花:フリージア(紫)
今日の歴史:「続日本記」完成(797)
今日の一言:悪銭身に付かず
こういう意味不明な無駄要素を全力で実装してくれたのが昔のゲームなんだよな。
最近のソフトは費用対効果のことばかり考えてるから困る。
公式サイトの壁紙も見逃すな!
レインちゃん可愛すぎるだろ・・・。
備考1 このゲームから「Roteem da Moon」「Hard Head」「TGM in the Bottle」「Night Life」の4曲がグルーヴコースターに移植されている。てかスマホのてくてくビートに触れるの忘れたね。まあスマホ持ってないし・・・。
備考2 俺の一番のお気に入り曲は「TGM in the Bottle」。(どうでもいい)
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