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我々は多くを失った  もはや取り戻すこともないだろう
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デススロットル 感想

【タイトル・ハード・価格など】
タイトル:デススロットル 隔絶都市からの脱出
ハード:セガサターン
製作:GAMETEK1994imagexcel・・・と書いてある
発行日:1994年なんじゃない?
価格:確か1500円くらい・・・

 


【ゲーム概要】
超過激カーアクション

 

【一言感想】
これ作った奴アホだろう

 


【スクリーンショット】


セガサターンのタクシーゲー「デススロットル」をプレイ。
タクシーゲーと言えば「クレイジータクシー」を思い出すが、クレタクが「テーニターニーテン!」と歌いながらタクシーをかっ飛ばす「アイツはマジでクレイジーだぜ!」という明るい雰囲気なのに対し、コチラは「うわあ・・・あいつ狂ってる・・・」という笑えない感じなのがなんとも。


まず見るべきなのはOPムービー。



座席にシャッターがガシャーン!床にはネズミがチュー!飛び交う銃弾!辺りは爆炎!吹っ飛ぶ牛(?)!
異様に手の込んだセットに小道具、特殊効果。なぜこんなに金がかかっているのか全くの謎である。

 

さらにはストーリー。本作のストーリーを見ると・・・

 

KEMOシティという街の治安があまりにも悪すぎてどうしようもない

OMNI社という巨大企業が「これは防護壁ですよ~」と言ってKEMOシティの周りに巨大な壁を建築

防護壁というのは当然嘘。壁が完成するとKEMOシティの中の人は外に出られなくなり、街全体が巨大な刑務所となる

OMNI社は「凶悪な発想」を抑制する効果が期待される薬品「ヒドロゲン344」をKEMOシティの水源に投入

「ヒドロゲン344」に反応して精神異常を引き起こすウイルスが発生。凶悪な発想を抑制するどころか街の人間の半数が異常な殺人鬼に変貌。世紀末状態になる

 

・・・実に頭の悪いストーリーだ。

 

本編の主人公はこちらのドレイク・エッジウォーターさん。ドレイクは妻と子供に恵まれた幸せな家庭を持っていたが、何の因果か今はこの狂った街KEMOシティのタクシー・ドライバーだ。
プレイヤーはドレイクとなってタクシーを操作し、この街からの脱出を目指すことになる。

 

とりあえず街をタラタラ走っていると、道端に客がいて「TAXI!」と手を振っているので拾って目的地に連れて行ってやろう。
ただし一つ問題があり、本作はグラフィックが異常に粗く、道端に何かを発見してもそれが客なのか狂った敵なのか死体なのか地雷なのかイマイチ見分けがつかないのだ。
まあ仮に敵と間違えて轢いてしまったとしても、この街では客をひき殺すなど日常茶飯事なので別に気にする必要は無いが。

 

時間内に客を目的地に連れて行けば代金が貰える。代金を使ってタクシーを整備したりすることも可能。
代金の額と残り時間はゲーム画面の左下に表示されているぞ。
全体マップもあり、目的地へのガイドの矢印も画面右下に表示されるため、道を覚えなくても割と目的地に行けるのが親切だ。




代金を使って武器を買うことも可能。巨大ノコギリや大型バルカンなどを装備して通行の邪魔になる車を吹っ飛ばそう。

 

客の中には目的地への移送だけでなく特殊なミッションを注文してくる奴がおり、それを受けることでゲームが進んでいくらしい。
らしいというのは俺のプレイ時は店に入るとソフトが強制終了することがあって先に進めなかったからだ。うーむ・・・。

 

運転が難しく、壁に引っかかるのが辛いが、アクセル・ブレーキが方向キー上下なのに慣れれば楽しめそう。
曲も凄く良いし。クレタクに負けない英語ボーカルが炸裂してるぜ。

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