【タイトル・ハード・価格など】
タイトル:シャンテリーゼ
ハード:PC
製作:EasyGameStation
発行日:しらん!
価格:わからん!
【ゲーム概要】
3D・アクションRPG
【一言感想】
粗も多いけどまあまあ面白い
【ごく個人的なお気に入り・不満点】
◎街中にいる鳩の動き
×瀕死時のピコンピコンがうるさい
【スクリーンショット】
3Dフィールドと2Dキャラの華麗なる融合。
一昔前のネットゲームといった趣で非常に味がある。
EGSのRPG「シャンテリーゼ」をクリア。
ダンジョンへ潜っては戦闘するの繰り返しでゲームは進んでいく。
わらわらと湧いてくる敵を、剣と魔法でざくざく倒していく戦闘には爽快感があるが、反面プレイ中にストレスを感じる部分も多い。
というのも、本作は古いゲームということもあってか、3Dゲームが昔から持つ視点の問題点をそのまま受け継いでしまっているのだ。
まず、敵が普通に画面外から攻撃してくるわりにカメラ位置がかなり自キャラに近いため、死角から攻撃を受ける場面が多くなり理不尽に感じる。
特に飛び道具を使う敵がいると、一方の敵と戦っている間に視界外の敵から飛び道具を喰らうということがあって辛い。
ダメージの回復手段が限られており、なるべくダメージを受けずに進まなければならないのでなおさらである。
また敵に視点をロックするシステムについても問題があり、一度敵をロックした後に別の敵をロックする、ということが瞬時にできなくなっている。
このため、遠くの敵にロックがされてしまったまま近くの敵に殴られるということが起こりやすい。
恐らくロックオンのシステムは64ゼルダを参考にしたのかと思うが、本作はゼルダに比べて敵の数が多いため、ロックオンシステムについてもそれに合わせた工夫が必要だったと思う。必ず一番近い敵をロックするとか。
洞窟エリアだと普通に壁の向こうの敵にロックされたりしてかなり使いづらい。
本作では魔法石を拾うことで攻撃魔法が使えるのだが、そのターゲッティングもロックシステムを用いて行うため、ここがスムーズに行かないと戦闘自体がストレスとなりかねない。
せめて非ロック時でも魔法が近くの敵に向かうような配慮があればよかったのだが、普通に正面に飛んじゃうしねえ・・・。
そんなわけで戦闘はもっぱら扱いが楽な剣で行われることとなり、せっかく用意された溜め魔法などはほとんど日の目を見なくなってしまっている。これはもったいない。
まあ視点の問題は置いておいて…本作の内容についてだが、可愛い見た目とは裏腹にかなり硬派なものとなっている。
ゲーム中のほとんどはダンジョンの攻略を進める事となるのだが、回復手段が敵のアイテムのランダムドロップのみとなっており、減った体力を回復させる手段がほぼ無い。
とにかく敵の攻撃を受けないように慎重に探索する必要がある。
ダンジョンの最後にはボスもいるが、どのボスも倒し方にひと工夫いる上に攻撃力も高いので、初見では苦戦するだろう。
ダンジョンは一度エリアの敵を全て倒せば、その後は自由に先に進めるようになるのだが、先述の通り回復手段が無いため、敵はガン無視で逃げるのが最も効率的な戦法となってしまう。
本作では自キャラの成長要素が薄く、敵を倒してもなかなか戦闘が楽になっていかないので、そもそも戦う必要があまり無いのだ。
まとめると、本作は「エリアの敵を全滅して進路を確保→死に戻りして体力を回復し、敵を無視して次のエリアを攻略」という流れで進んでいくことになる。
道中のザコ敵の攻撃力もバカにならず、わずかなミスが命取りになる探索はかなりスリリングだ。そこが楽しくもあるけども。
まあ俺の場合、プレイ中は
土魔法が役立たずを通り越して邪魔だろーとか
ボム系の敵にランダムで発動するクリティカルが効いてしまうと悲惨じゃね?とか
最大体力を支払って宝箱の位置を教えてもらえるが、ただでさえ探索が厳しいのに体力を下げるのは抵抗がありすぎるとか
魔法石を拾おうと思って拾えないのが間抜けとか
属性で弱点をつけと言われてもそもそもドロップする魔法石がランダムなので属性を選びようが無いとか
そんな事ばかり考えながら進めていたのだが、意外と後半になるにつれて装備も充実し、回復魔法も使えるようになって、段々と楽しく遊べるようになった。
色々と粗や歪みも多かったけど、最後には楽しめたのは、真摯なバランス調整の成果に違いない。
とにかく可愛い見た目に騙されず、十分に覚悟を決めてから始めるのがいいだろう。
クリア後に気づいたけど、アプデで色々変更されてるみたいだね。
いかんな・・・プレイ前にちゃんと調べとかないと・・・。
PR