ブラウザゲーム「イニシエダンジョン」、40階到達してエンディングを見たので感想を。
開発・運営は「おまる工房」。
城塞都市アルメナンド。その地下には不老不死の水が眠るという。
伝説を求める冒険者は、まず多くを得たのち、その全てを失うであろう・・・。
本作はブラウザ上で動作するハック&スラッシュタイプの一人用アクションRPGだ。完全無料で最後まで遊べる。
自分で複数のキャラクターを作成し、パーティを組んで攻略できるのが特徴となる。
プレイを進めるごとにパーティを組める人数が増え、戦闘も苛烈さを増していく。
多数のキャラクターが思い思いのスキルを使用し、そのプレイ画面は混迷を極める。
ダンジョンでは多数の装備が手に入り、それらでキャラクターを強化していくことが可能。
このゲームではプレイヤー一人で多人数のキャラクターを管理するため、それら全キャラクターをレベルアップさせ装備を充実させるには相応の時間が必要になる。
仮にあなたが数時間をかけ、キャラクターを成長させたとしよう。
しかしこのゲームではその労力全てを根こそぎ奪い取るシステムが存在する。
それが「死」だ。死は常にあなたの首筋に刃を当て、このゲームをプレイするものは避けようも無くその洗礼を受けるだろう。
本作のデスペナルティは非常に厳しく、死亡したキャラクターは基本的に復活しない。
アイテムは全てロストされ、所持金も失う。
数時間かけて育てたキャラを失ったら、当然レベル1から育てなおしだ。
そして再度、数時間かけてキャラを育てなおしたら、そのキャラがまた死ぬわけだ。
当然レベル1から育てなおしだ。
そして数時間かけてキャラを育てなおしたら・・・どうなるかお分かりだろう。
それほどまで死は恐ろしく、また避けがたい。
本作では回復魔法はいつでも使えるし、回復アイテムのポーションは即時でパーティ全員を回復させる。
回復手段はむしろ豊富なのだが、そもそも死ぬ状況の時は危ないと思う暇すら無い。
体力全快、MP全快の状態からでも運次第で1秒で死ねる。特に危険な行動を取らずとも、だ。
もし興味があるなら、ゲーム画面の下にあるウインドウから他プレイヤーのリプレイが見られる。
ここから見ることができる。
「敗退ログ」の項目を選べば、何が起こったかも分からずキャラが死ぬさまを見られるだろう。
このゲームで生き延びたいならば、とにかく臆病でなくてはならない。
それを身をもって知りたい方は、是非遊んでみるといいだろう。
40階はエンディングが流れるというだけで全くクリア扱いではないと思う・・・。
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