「The Graveyard」を遊んだ。
開発は「TALE OF TALES」。
The Graveyardは非常に短いゲームで、墓地を訪れた老婆としてプレイします。墓地を歩き回り、ベンチに座って歌を聴く事が出来ます。言葉を使わず詩と物語を表現できるかを試した作品で、「ゲーム」と言うより「歩き回ることのできる絵画」と言う方が近いでしょう。
製品版ではたった一つの要素、「老婆の死」が追加されます。その他の内容はデモ版と同じですが、製品版では老婆が亡くなる可能性があります。
開発者:Auriea HarveyとMichael Samyn(デザイン)、Laura Raines Smith(アニメーション)、Gerry De Mol(音楽)、Kris Force(効果音)
確かセールで200円くらいで買った。
操作方法はWASDで移動のみ。
墓に来たおばあちゃんを操作し、ベンチに座って何語だか分からない歌を聴いた後、墓を出ればクリア。
もしくは有料版であれば、歌を聴いている間におばあちゃんがポックリとお亡くなりになられればその時点で操作不能となる。
もしタイムアタックをする場合は「老婆死ね!老婆死ね!」と願いまくることになりそうだ。イヤすぎる・・・。
で、これは一体なんなのか。
プレイヤーができることはベンチに座って帰るだけである。
一つは墓シミュレータではないかという意見があるだろう。
しかし俺はこの説を否定する。
確かに墓を歩くゲームだが脇道にそれることはできず、また小鳥が壁を貫通したり樹の葉っぱがペラペラだったりと不自然な点が多いからだ。
またもう一つは老婆シミュレータだとする意見もある。
しかしこれにも俺は納得がいかない。
老婆にしてはステップがやけに軽やかだし、後ろ歩きなんて器用なこともやってのける。
おまけにたまに足を動かさずに移動することがある。これでは老婆としては失格だろう。(何が?)
はたまたこれは芸術だなどと言い出す人もいる。
一体これのどの辺が芸術なのか。
ちょっと何言ってるのか分からないですね。
では結局このゲームは何なのか?
・・・・・・・・。
・・・一つだけ、プレイヤに出来る事がある。
それは本作唯一と言っていい謎。
つまり何故おばあちゃんは墓に来たのかということ。
その謎について考えを巡らせることだ。
おばあちゃんは何を想い、どんな人生を歩んだ上で、何のつもりで一人でこの墓に来たのか。
その答えを想像すること、感じることが、このゲーム唯一の楽しめる遊び方であるように思った。
うそ。
Steamコミュニティで外人が「オススメしません」を付けまくってるの見て笑うほうが楽しいわい。
てか起動時間5時間とか、131時間とか、2448時間とかついてるやつ、一体何者なんだ?大丈夫なのか?頭とか。
【おまけ1】
http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=121145341のコメント欄より。
バッドエンドなんてありません。「死」こそすべての人間に用意されているエンディングなのです。このゲームはそれは伝えるために作られた芸術作品なのです。
【おまけ2】
http://lalamayer.blog59.fc2.com/blog-entry-32.html
EDの歌詞の和訳を紹介しているサイト。
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