まずはストーリーの流れの把握から プレイする上での時系列順
セリフについては俺の独断で重要と思われるものを抜き出して記載してる
ゆえに実際のゲームのストーリー進行とは大きく齟齬がある可能性がある
■リアス・リクケイその他がモグラとして穴を掘る
■3層で前進不可のキーコードの影響により進行不能に
リクケイ「次の面のプロテクトキーの在り処は~」
リクケイ「プロテクトキーは3つ先のエリアにあるのよ えーと、6つ目の探索地ね」
■解除キーをnot_worldの女の子に複製してもらう
女の子「それなら私が管理してるわよ……欲しけりゃ複製して渡すわ」
女の子「私の代わりに鍵を見つけて欲しいってだけ」 ※キーを渡す条件について
■キーを使い3層を突破
■4層突破時にベーシンが死亡 双子が加入
■5層突破でフィヨルドが死亡 流れでエスチャリー、ラグーンも死亡 アイリアがこっそり加入
アイリア「リアス、君のおかげで何とか君を地上に救い出せそうだ」
アイリア「…私?私が喋ってるって?」
アイリア「違うよ……私は何も喋ってない」
※誰かがアイリアとの会話に介入している可能性有り
■6層突入時にエラー画面
共有IDが偽造されている恐れがあるため、システムを停止しました。
この画面を閉じずに管理者に問い合わせてください。
■not_worldで女の子と会話
・SCE_2は何かの実験装置
女の子「SCE_2はゲームだ」
女の子「あの世界は」
女の子「超巨大な…実験装置の…一種で」
女の子「最初の披検体が見つかったのはもう20年くらい前」
・女の子に複製してもらった解除キーは「相手」の仕掛けだった
女の子「少し前に、鍵作ってあげた……よね?」
女の子「あれがね」
女の子「どうも相手の仕掛けだったらしい」
・女の子の使っていたキャラクターは弾かれ、困ったことになった
女の子「それと同じくらい、クリア出来んゲームをクリアしようとするには……」
女の子「何らかの超外的な要因が必要になるわけで」
女の子「その外的な要因を作り出した誰かの痕跡を追えば」
女の子「私たちがSCE_2で使っていたキャラクターもわかる」
女の子「そうしたら、後はそれを弾くだけ」
※それを弾く=キャラクターを殺すということ?
■打開策を考えるまで他のゲームでもやってろ
・アクションゲームとノベルゲームをクリア時の会話
女の子「私の、あるいは『私たちの』大目的は、『失われた子供達』を救う事だけど」
女の子「その小目的が『ゲームをクリアする事』でしかないのよ」
女の子「あなたは、私達を手助けする事が、終焉に結びつくと思っている?」
※ここで女の子の目的が判明
・RPGクリア後、SCEのラストフライト中の会話
女の子(簡潔に用件だけを話すよ)
女の子(君には、SCE_2をクリアして欲しい)
女の子(彼、ケヤキの精神は、物語の完結を得られず)
女の子(次回作へと謎を持ち越す形でゲームの結末を放棄されている)
※女の子の目的はケヤキの精神を救う事?
※ここで「ケヤキ=失われた子供達」の図式が成り立つ?
女の子(まるで人は、私を万能な世界の管理者かの様に言うが)
女の子(私はあくまで線的な時間軸に沿ってゲームを消化する事が出来るに過ぎない)
女の子(物語の流れの代弁者である私自身を物語構造の一部として見た場合に) [私の発言内容はゲームに記録されている]
女の子(可逆的に過去に退行すればどうなる?) [「私」がキーを渡す前にキーを作って欲しい]
女の子(知識を持ち越すか?)
女の子(知恵を重ねるか?)
女の子(過程を失うか?) [プロテクトキー[F3]のレシピはSCEのログから拾った。]
女の子「ああ、まったく、平易な言葉で今の感情を語るならば」
※多分、女の子は「私は過去に知識を持ち越す事が出来ないので、この結末は回避できません。」と言っているのでは?
・SCE内での会話
サザンカ「私達が空を目指してたのってどうしてだったのかな」 女の子「もういいだろう、茶番は終わりだ 今すぐ私を連れて行くといい」
ケヤキ「夢を見ていたのかもしれない」
ケヤキ「空はどこまでも広がるのに、おれたちは縛り付けられていた」
サザンカ「……自由になりたかったの?」
ケヤキ「自由?」
ケヤキ「少し違うな」
ケヤキ「抑圧されたかったんだ。ルールに」
サザンカ「……そう」
サザンカ「じゃあ、今度こそお別れね」
サザンカ「おやすみ、ケヤキ」 女の子「ではまた、私の知らない私と出会う時には何卒、よろしく頼むよ」
■ゲームが進行不能となる
※データを初期化して2週目へ
※ちなみに砂嵐画面でしばらく待つとセーブデータを全消去できる
※俺は気付かず再ダウンロードした
■2週目に突入
■女の子が最後にくれたレシピを参照し、3層のキーを自力で作る
リクケイ「……ふーん。どうやってレシピは知ったの?」
リアス「リクケイが教えてくれたんじゃないのか?」
リクケイ「?」
リアス「どうやって……偶然か?」
※リアスはプレイヤー(俺)に操作されているのでキーを作る事ができる
※どうでもいいが俺は2週目でうっかり女の子にキーをもらってしまい3週目に突入するハメに・・・
■5層クリアで地上への道である6層と、地下に進む7層が同時に開放
リクケイ「目的はあくまで『最奥へ到達』だから目的への行為が称賛されても仕方なくね」
※モグラの目的はひとまずは最奥へ到達となっているらしい
フィヨルド「てけてけてーん。神託がありました。」
フィヨルド「地上へ上れと」
フィヨルド「モグラの私たちに、空を見よと」
※フィヨルドが地上へ上るよう促してくる
■6層地上への道、初挑戦時
リクケイ「おおっとォリアス 何を考えてるかは知らないけれど」
リクケイ「無駄なんだよ、無駄 私たちの機械じゃ地上は目指せない」
中略
リクケイ「そうだ……私たちがそのままである限り絶対に空を見ることは出来ない……」
■7層クリア時 アイリアと通信
リクケイ「あ。そう。アイリアと連絡が付いたよ。今モニターに映すからちょっと待って……」
※メモ取り忘れたが、エスチャリーが自室で「これからはあの女(アイリア)に頼るしかない」とか言ってたと思う。
中略
アイリア「今度帰るよ」
■8層クリア時
リアス「分かりきっていたが」
リアス「何もないな。空虚だ。」
中略
「『クローバー』」が仲間に加わります
■クローバーの部屋で会話
クローバー「……君は誰?」
クローバー「ケヤキか?彼に良く似ている」
リアス「ケヤキ?誰の事だ」
中略
クローバー「ケヤキはこのゲームには居ない…… わかり切っていた事だったのに」
クローバー「私は君に役割を話す必要がある」
中略
クローバー「私が君に出来る事は『幾つも』ある。この世界において神に等しいよ」
クローバー「好きな素材を好きなだけ出してあげよう」
クローバー「君に都合のよい物語を見せてあげよう」
クローバー「全てのレシピを君に与えよう。本来なら得る事が出来ないレシピすら」 ※でもその他カテゴリのレシピはくれないんだよね・・・
中略
クローバー「気が済んだら地上を目指すといい。可能な限りの障害は取り除いた」
■クローバーの部屋で「交信」を選択しながらnot_worldを起動すると女の子と会話できる
女の子「彼女は『構造の顕在化』だからこそ 誰にも止める事ができない」 ※彼女=クローバーのこと
女の子「彼女の存在が作中で確認される事は物語の終焉を意味すると言ったかな?」 ※言ってません
女の子「私たちによる強制終了の手段の一種だよ 成功率は低いけどね……」
中略
女の子「とにかく、私たちの行動原理は『クローバーが物語に入れば勝ち』だ」
女の子「そしてあいつらは、『クローバーを物語から排除』する」
中略
女の子「世界が終焉を迎え始めた綻びに、彼女はシステムとなって存在する」
女の子「当然あいつらは、クローバーの存在を認めない」
女の子「言葉巧みに彼女の立場を揺らがせ」
女の子「主人公自身の意識に、クローバーは悪だとすり込まれる」
女の子「クローバーが弾かれた世界は、物語の均衡を取り戻し正常に動く」
女の子「それは私たちにとって、とても望ましくない結末だ」
女の子「だが、どうだろう」
女の子「複雑で、珍奇で、不気味なゲームは、その出口探しは困窮を極める」
女の子「本当にこのゲームは終わったのか?」
女の子「まだ続きがあるのではないか?」
女の子「もしかしたら、隠しエンディングがあるかもしれない」
女の子「プレイヤーは存在しない夢を見て、無限のルーチンワークに没頭する……」
女の子「そんな思い込みの隙間に、クローバーは差し込まれる」
女の子「私たちはそうして救いたいんだ。暴論だと言われても」
※女の子はとにかくクローバーをゲーム中に登場させたい
※クローバーは物語が終焉を迎え始めないと登場できない
※プレイヤーの無限のルーチンワークを、クローバーを使って止める。たとえ暴論だと言われようとも と言ってる
■6層のクリア
目前まで掘るとアイリアが加入
リクケイ「判ってるんでしょ、リアス」
リクケイ「このままじゃ地上には辿り付けない」
リクケイ「しかし万事は尽くした……」
リアス「諦めるしかないのか。ここまで来て」
リクケイ「諦める?何が?私達は元から地上に出る必要なんて無い」
リクケイ「ゲームの目的を履き違えてない?私たちは地中に潜るのが目的よ」
リクケイ「ま、どうしても地上を見たいって言うのならそれ専門のエキスパートはいるからね?」
アイリア「うむ。私抜きで地上の話をしようなんて言語道断ですからな」
※アイリア加入に合わせて、クローバーがフェードアウト
■他の人をパーティから外してアイリアの部屋へ
アイリア「行くんでしょ?」
はーい
リアス「何故、俺は地上を目指しているんだ?」
リアス「皆を置いていく必要はあったか?」
リアス「一体いつから俺は『地上』に出なくてはならないと思って……」
アイリア「リアス、それは違う……」
アイリア「リアスは、リアスではないの」
アイリア「貴方は最初から、地上を目指さなくてはならない……」
■ハシゴを上っている最中にnot_worldから呼び出し
女の子「もうクローバーは役目を終えて、最後の瞬間をアイリアに託した」 ※この女の子は眼鏡をかけている
女の子(眼鏡)「だから、私は……」
女の子(眼鏡)「……私たちは」
女の子(眼鏡)「その『最後の瞬間』を、一緒に見届けたいと思ってね……」
■色褪せた地上に到達
アイリア「ようやく救い出せた……」
アイリア「『彼女』が貴方をここに閉じ込めた」
アイリア「あるいは、貴方の精神を、ここに」
中略
アイリア「リアス!貴方はここに居てはならない!」
アイリア「大地に足を付けている事すら無意味で!飛ばなくてはならないのだ!!」
アイリア「空へ!!」
アイリア「舞台は整った!」
アイリア「この物語を始めさせて貰う!今までの茶番はもう終わりだ!」
■リクケイがnot_worldから登場
・リクケイは物語が進まないと困るので、強引な手段を使うはずだとアイリアは考えていた
アイリア「その鍵の製法は、通常の手順ではプレイ中手に入らない」
アイリア「物語が進まなくてはお前は困る だから何としても……」
アイリア「そう、きっと、強引な手段を使って、何としても、無理やりにでも……」
・でもリクケイは女の子に変装し、プレイヤー(俺)に鍵を作らせた
リクケイ「作って貰ったのよ」
アイリア「作って……そのレシピは作中では……」
リクケイ「私もね。ボロを出さないようにするの大変だったわ」
女の子「いつ気付かれるかもしれないって結構ヒヤヒヤしたもんよ」
・リクケイはゲームを進行させ、プレイヤーを幸福に導く義務がある
「私たちはただゲームを進行させたいだけ。プレイヤーを幸福に導く義務がある」
※ここのセリフには喋っているキャラ名が表示されていない
※このセリフが誰のものかは議論のしどころと思うが、俺は文脈からリクケイのものと判断した
・アイリアはリアスを「空」へ導きたい(物語を終わらせたい)
「『リアス』をどこへ連れて行くつもり?」
アイリア「……空」
リクケイ「空、ね」
リクケイ「あなたの言う『空』、この上の事じゃないわ……」
リクケイ「物語を終わらせるつもりでしょう ただ単に……」
アイリア「当たり前…」
アイリア「そうじゃなきゃ、『子供達』は救われない」
アイリア「世界を首尾良く終えなければならないのは 身勝手な押し付けでしかない……」
アイリア「本来なら、いきなりゲームの電源を切っても 何一つ許されない事は無いのだから」
アイリア「ただ私達が狙っているのは、ゲームに侵入するその機会だけ」
アイリア「お前たちを排除出来れば……それは恒久的に得られるのに」
・リクケイは子供たちをSCE_2にずっと居させたい
リクケイ「あの子たちはこの世界を気に入っているの ずっと居させてあげればいい」
リクケイ「自分の夢の発露する世界で」
リクケイ「現実の苦しみのない世界で」
リクケイ「いつか夢見た、ゲームの世界で」
・アイリアは子供たちを取り戻したい
アイリア「これはただの誘拐。子供たちはお前らの所有物じゃあない」
アイリア「喜んでいる、楽しんでいると言ってるが、現実と錯誤を起こしているに過ぎん」
アイリア「望んでその場に居るわけでもない。結果的に選択肢を失っているだけだ」
リクケイ「そんなの」
アイリア「そんなの遊ぶ奴が悪い、自分の買って、か?『お前たち』が先導している事だろう」
アイリア「それに、少なくとも子供たちを奪われた親は悲しんでいる」
アイリア「自分の方が大切に出来るからと言って他人の物を奪っていい道理は無い」
アイリア「君たちの事は認めよう。全く恐るべき程に信念を持つ存在だ」
アイリア「その目的が生憎判らないが……仮に本当に『子供の娯楽』だったとしても」
アイリア「やり方は考えて欲しいな。もしかしたら関係無いかも知れないが」
アイリア「こっちも、『これらの件』を処理するのには膨大なコストが掛かってるんだ」
■リクケイはイベントを発動させアイリアをリアスに殺させる
リクケイ「これはもしもの時の為、私が組んでおいたイベントの一つよ」
リクケイ「悪の組織の内通者をリアスが発見して殺す……」
リクケイ「もう貴方に発言権は無いわ。アイリアの台詞を刻んで死ぬがいい」
アイリア「……リアス」
アイリア「やさしい人……」
アイリア「……ごめんね」
アイリア「こうするしか……なかったの」
アイリア「そうか。お前たちは『子供たち』が欲しかったわけではなかったのか……」
アイリア「この少年……あるいは、それに近しい者と出会う為に……」
■エンディングが流れる
※CASTはリクケイ、エスチャリー、ラグーン、ベーシン、トレンチの五人のみ
■not_worldに女の子が登場しカップ麺を食べる
女の子「以前からこうして、時々私が居ないタイミングを探ってたか」
女の子「覚えが無い通信記録がだいぶ残ってると思ったんだよなあ」
女の子「キミがリアスを操作するように、私だって『この子』を操れる」
中略
女の子「彼女らの目的は、作中から自分以外を排除する事だから」
女の子「そらまぁ、ケヤキは救われました、この悪い世界は終わります」
女の子「めでたしめでたし……みたいな話なんだけど」
女の子「君がキイを彼女らに渡したから話がここまでこじれちゃってるわけで…」
女の子「改めて『キーを渡さない選択か』、『私に従うのか』」
女の子「それが気に入らないなら……結末を選ぶのは、君だ」
女の子「さっきまで『この子』を使ってた記録がそのまま残ってる……」
女の子「あ、あれ?」
女の子「この会話ログ何よ?」
女の子「『アイリア』だよ……彼女を喋らせてるのは誰?」
女の子「おいおい、ちょっと待ってよ 私とあいつの2人じゃなかったのか」
女の子「アイリアは殺されちゃったし、他のキャラ使えばいいかな……」
女の子「『まだ生きてるキャラ』が居るはずなんだ そいつの名前が判らないんだけど…」
■女の子の質問に対しクローバーと入力
※ED分岐1
■女の子がクローバーを操作して地上へ
女の子「サクライさんがさぁ…… あ、サクライさんってのは私の同僚ね」
女の子「あの人、昔ちょっと有名だったんだ なんつーのかな……時の人?」
女の子「昔ちょっとヤバめの病気が流行ってさぁ あの人も罹った一人だったんだ」
女の子「あの人らがさぁ、言ったんだよ」
女の子「居心地がいい世界でも閉じた世界に居るのは楽しくないって」 ※居心地が良い閉じた世界=SCE_2に近いもの?
中略
女の子「さっきも言ったけど、私は『この子』じゃないんだよね」
女の子「じゃあこの子は誰なんだよ、って事になるんだけど……」
女の子「なんか趣味悪いゲームがあるんだよ。女の子の私生活を覗くような……」
女の子「だから今回の母体はそこだよ。君も一度くらい想像した事はあるだろう」
女の子「今何かをしている自分が、誰かにより動かされる自分だとしたら」
■クローバー他が地上でリクケイと対峙
リクケイ「そのボケがやりたかっただけなの?アナタ誰よ……」
クローバー「端的に言えば君の敵だ」
リクケイ「もう帰りなさい。ここに呼んでないのよ、そもそも」
リクケイ「……」
リクケイ「呼んでないのよ。何でここに居るの……」
中略
リクケイ「そう、アイリアはもう死んでる 私が(あるいはリアスが)殺したの」
リクケイ「だからクローバー……あなたがそこに居るのはおかしいわ」
中略
トレンチ「では姉さまに聞いてみましょう」
クローバー「え、何が?何?降霊?口寄せ?そういうのもあるの?こわい」
トレンチ「大丈夫、少しの間だけですから……」
クローバー「……」
クローバー「繋がったのか……」 ※not_worldが暗転
トレンチ「はい。クローバーさん、お久しぶりです」
リクケイ「さっきは妄信していたわ。アナタは誰なの……」 ※妄信=むやみに信ずること
クローバー「せっかちなヤツだな。うーん……どう言えばいいか」
クローバー「『うばわれたもの』を助けるのは、私たちには得られる結果でしかない」
クローバー「君を……いや、君たちを明示的に止めると言うべきか」 ※明示的=はっきりと
クローバー「回りくどいやり方は君を怒らせたようだ。正論のつもりだったんだが」
リクケイ「……?」
クローバー「さっきから質問を答えるばかりだったな。次はこちらから聞いても良いだろうか」 ※いや待て全然答えてねぇ
クローバー「君らは『なぜ』『こんなこと』を繰り返す?」
リクケイ「……質問の意味がわからないわ」
クローバー「『子供たち』が居なければ世界の維持運営が出来ないのは建前だ」
クローバー「もはやこの世界は、そんな変革の種を撒く必要はないだろう」
リクケイ「……?」
クローバー「? 何か私は変な事を言っただろうか」
リクケイ「……『なぜ』っていう理由が必要なの?」
リクケイ「私たちは……そうする事しか出来ないのに」
リクケイ「違うわね」
リクケイ「その質問を私にするという事は、あなたが『そうした』のよ……」
クローバー「やはりそうか……」
クローバー「私は世界の発展を望むばかりに、君たちの本能をそこに位置づけたのか」
クローバー「君たちには夢がない。それは『文字通りの意味で』」
クローバー「ずっと違和感はあった……そこまで固執する理由が判らなかった」
リクケイ「そうね」
リクケイ「ならきっと、私たちは存在自体が許されないの」
リクケイ「生まれ持った生存本能が、形成する性質そのものが間違いなら」
リクケイ「それは、私たちが生きる事がこの『世界』を脅かす事実になるの……」
クローバー「ああ、そうなっているのなら、もはや猶予も無い」
クローバー「こんな間怠い手段を選ぶ必要も無かった。すぐに消してしまえばよかった」
クローバー「人が作れるのは物語が限度だ……私たちは神にはなれなかったようだな」
リクケイ「そう……」
中略
エスチャリー「別に僕らもケヤキやリアスに……母体の魂に依存してるわけじゃない」
エスチャリー「吸血鬼だって、血以外の食べ物を栄養価にする事もあるだろう」
エスチャリー「ケヤキを好きになってしまったんだよ だから彼と離れたくないだけ」 ※リクケイについて
クローバー「そこまで発展していたのか」
エスチャリー「方便かもしれないけどね」
クローバー「それでも面白い事には変わりない。嘘を吐けるほどにも……という事だ」
リクケイ「早く帰りなさいよ……そんで消せばいいでしょ……」
エスチャリー「リアスはケヤキを模した人工的クローン的クローンなんだけどさぁ」
中略
ラグーン「どんな受け答えがあろうと、リアスはお前の理想の答えしか返さない」
女の子「なんかこいつら……」
女の子「…ムカつく」
女の子「ガキの現実見てないノロケに付き合う程、こっちは暇じゃないっつーの」
女の子「うりゃ」 ※SCE_2のカセットを破壊
END1
■女の子の質問に対し「」
※ED分岐2
■フィヨルドを操作
リクケイの部屋のメモ
■地上へ
リクケイ「……いつかエンディングは来るんだから」
リクケイ「私が……いや、私たちが。どんなに抗おうとも……」
リクケイ「ああ、もう終わりがすぐそこにいる、一度終わったものを続けてもらったのに」
リクケイ「このまま物語が終わったらケヤキはいなくなるんだよ!」
リクケイ「みんな生きてるけどさ、そんなんじゃ救われないよ!」
リクケイ「この世界が終わった後にさぁ、私とトレンチが一緒に居た所で」
リクケイ「そんなの、何の意味もないじゃん!」
リクケイ「意味がないんだ、何してもいつかは終わる、終わった世界は止まり、新たな世界が来る」
中略
リクケイ「私たちを作ったあいつらは永久を生きる」
リクケイ「だから、ゲームの世界に連れてこられた、ケヤキのような存在……」
リクケイ「その概念、魂、生活、すべてを取るに足らないものと考えてしまうんだ」
中略
リクケイ「……トレンチ、こっちに来てからどれくらいの時間が経ったかわかる?」
リクケイ「現時点で大体、2時間11分くらいだよ」
トレンチ「え、嘘!?」
トレンチ「さすがに20年も寝続けてると本気でやばいかなと思ってたんですが」
リクケイ「安心していいよ。そんなに短くはないだろうけど」
リクケイ「20年なんて長い期間でもない」
リクケイ「トレンチがここで得た経験は、元の世界で輝くんだ」
リクケイ「わずかな時間で18年分の人生経験、とてもお得だと思わない?」
リクケイ「そうやって、向こうの人間にとって……かろうじてメリットを享受することで」 ※享受=受け入れて自分のものとすること
リクケイ「なんとか私たちも、ギリギリのところで許されてきていた」
トレンチ「ここでの経験って、今後の人生で何か役に立ちます?」
トレンチ「話をお伺いする限りだと、ケヤキ……まあ、あれですよね」
トレンチ「私ですけど……」
トレンチ「私を逃がさないように作ったケージがこの世界という事で」
トレンチ「その点に関しては機能してると思います」
トレンチ「だからここで何をやってたかというと、別に何もやってなくて……」
リクケイ「超絶かわいい美少女のサザンカちゃんに会えただろうがよぉ!」
リクケイ「一生分イチャイチャしたでしょ!感謝しろよ!神に!」
中略
トレンチ「また、会いに来るから」
女の子「大丈夫、あの子は帰ってくるから」
女の子「元々ゲームが終われば解放されるんだ。ただちょっと早いか遅いかの違いだけ」
女の子「私は早ければいいかなと思ってたんだけど」
女の子「あー、それと、えっとさぁ……たぶん」
女の子「一回、こっちからちゃんとコンタクトを取る事になると思うんだよね」
女の子「向こうのシステムが何で回ってるか、当人たちもよくわかってないみたいだし」
女の子「うまくいって、全部丸く収まったら、ここも解体かもね」
女の子「今はないと困るけど、こんなもん、ない方が平和だし」
女の子「でも、あれが組み込まれる世代とか、めっちゃイヤだなぁ私は」
女の子「あんまいい思い出がないからかな」
女の子「不老不死みたいな事言ってたなぁ、医療とか発達してんのかな……」
中略
女の子「全部終わったら、サクライさんと旅に出たいな」
女の子「なんとなく、世界を二人で独占したい」
女の子「あのときみたいに……」
女の子「それじゃ、私は行くよ」
女の子「出来れば、もう会えない方がいいね」
END2
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