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我々は多くを失った  もはや取り戻すこともないだろう
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フォークスソウル 感想

【タイトル・ハード・価格など】
タイトル   :FolksSoul -失われた伝承-
遊んだハード :PS3
製作     :製作ゲームリパブリック 販売SCE
発売・公開日 :2007年だって
購入価格   :500円くらい

 

 


【ゲーム概要】
ADV+3DACT

 

 

【一言感想】
ストーリーがいいね!

 

 

【ごく個人的なお気に入り・不満点】
◎妖精のモーションの作りこみがすごい なんかパントマイムしてるやついたし

 

×3面ボスがムカつく

 

×ラスボスに負けたらラスダン入り口からってひどい・・・

 

 

 

 



「妖精」といえば小人サイズの可愛い女の子が羽根でふわふわ飛んでるみたいなイメージが一般的だけど、このゲームの妖精はそういうタイプじゃなくてもっとダークで不気味な感じなんですよ。
そんな妖精がたくさん出てくる3Dアクションゲーム「フォークスソウル」クリアしました。

 

 

個人的に妖精伝承って言われるとイギリスのイメージだったんだけど、本作の舞台はアイルランド。
死者に会えると評判の寂れた村「レムリック村」に、母を捜す女性「エレン」とオカルト雑誌編集者のおっさん「キーツ」がやってくるところから話が始まります。
本作ではこの二人をそれぞれ使用してストーリーを進めます。進める順番は自由だけど、エンディングを見るには両方のキャラを最後まで進める必要があります。

 


ゲーム的にはまず、昼間にレムリックの村をまわって情報集め・イベント進行。
夜には「異界」という妖精がわんさかいるステージに乗り込んで、異界にいる死者の声を聞くために3Dアクション、という感じで進んでいきます。

 

 

この作品、アクションパートが中々珍しい感じになってまして、異界ではまずフォークス(敵の妖精)をボコして相手のID(イド 魂のこと)を引っ張り出します。
そしたらR1ボタンを押してIDを掴み、PS3コントローラに内蔵されているモーションセンサーを使ってIDを引きずり出す!そうすると吸収して自分のものにしてしまえます。
コントローラをぶんぶん振ったりするんですね。
そうして自分のものにした妖精は召喚して戦闘に使うことができます。イメージ的にはペルソナがアクションになったみたいな感じ。
妖精の種類が非常に多くて凝ってるんだよねえ。

 

 

 

 

ダブル主人公ってことでエレンとキーツの二人の視点からストーリーを負うんだけど、主人公による変化があまり無いのでちょっと飽きちゃうかもしれないです。
二人とも昼パートでは話の流れがほぼ一緒で、夜パートでは探索するダンジョンもボスもほぼ一緒。ぶっちゃけ同じゲームを2回連続でやる感じなんですよね。
これはちょっと辛いとこがあるかもです。遊ぶときはまずエレン編を最後まで進めてから、次にキーツ編を進める、みたいにした方が飽きずに済むかもしれない。

 


IDを吸収して使役できるようになったフォークスを強化する要素があって、「このフォークスのIDを○体吸収しろ」とか「このフォークスで○体敵を倒せ」とかあるんだけど、これも二人で別計算になってます。
なので、例えばエレン編で「このフォークスを○体倒せ」の強化をしたとしても、キーツ編ではもう一度同じ様なことをしないとフォークスが強化できないという。
要は同じ育成を2回やることに近いので結構ダルいです。
まあ戦闘の難易度は低めなんでフォークス強化しなくても別に問題ないのが救いですけど。

 

 


まあこのゲームの魅力はどっちかというとストーリー面でしょうね。
異界でファンタジーバトルをしている間も、現実世界では現実世界で色々と事件が起きたりします。
で、その二つの事件がこう良い感じに絡み合ってくると。話の作り方は非常に上手いんじゃないでしょうか。
そしてこのゲームの物語のキモと言うのがまた面白くて・・・。
あ、ここからネタバレありです。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


このゲーム、異界に潜って死者の声を聞き、過去に起きたレムリック村の事件の真相を解き明かすのが話の核なわけで、そのためにフォークスとバトルを頑張るわけなんですけど。
途中からストーリーが、異界?死者の声?何言ってんの?現実的に考えてそんなのあるわけないでしょ?みたいな感じの流れになってきます。
異界の雰囲気とかキャラクターとかめちゃくちゃ作りこまれてて、ゲームの根幹であるにもかかわらず、それを単なる妄想として扱い始めるんですよ。
だから「死者の声を聞いて過去を探る」なんてこと現実に起きるわけないんです。
だってそうでしょ?現実世界で「私は死者の声を聞くことができます!」なんて言ってる人がいたら、どう見ても詐欺師か頭ヤバい人かのどっちかですよ。
このゲームでも、「死者の声を聞いて過去を解き明かす」っていうのは実はエレンやキーツがそう思い込んでるだけであって、本当はファンタジックでない、相応の理由あっての「現実的な情報により過去を解き明かしている」わけなんですよね。
これ凄いですよ。ファンタジー世界観を作りこんでおきながら、自分からファンタジー否定って。
この仕掛けが本当に面白いです。

 

 

 

総合的には、そこそこ遊べるアクション、中盤からノってくるストーリー、作りこまれたビジュアルと、良作と言っていい完成度だったと思います。
細かいところまで気をつかって調整されているのが伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



キーツってやっぱり、エルヴェの成長した姿だよね・・・。
エルヴェが死んだのは事実だとして、キーツは一体なんなのか・・・。
なんか消えてたし、実在の人間ではない?

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