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我々は多くを失った  もはや取り戻すこともないだろう
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ザナドゥネクスト 感想

【タイトル・ハード・価格など】
タイトル   :ザナドゥネクスト
遊んだハード :PC
製作     :日本ファルコム
発売・公開日 :2005年?
購入価格   :DLSite.comで2700円(の半額セール)で買ったような

 

 


【ゲーム概要】
オーソドックスなアクションRPG

 

 

【一言感想】
シナリオがいい

 

 

【ごく個人的なお気に入り・不満点】
◎シャルから弁当が貰えるのが好き

 

 


【スクリーンショット】

 

 


 

傭兵にその役目を奪われ、騎士が没落しつつあった時代。
その騎士の一人である主人公は、まだ幼い考古学研究生の少女「シャル」と共に、海に現れる謎の城「奇岩城」の調査に乗り出す。
調査するごとに手に入る石版や手記から読み取れる数々の伝説。
桃源郷ザナドゥ・・・魔王ガルシス・・・聖剣ドラゴンスレイヤー・・・。
果たして過去に何が・・・。そして奇岩城に隠された秘密とは・・・。

 


ほんなテンションで始まる「ザナドゥネクスト」クリアしました。







超キレイなOPムービーからファルコムのやる気が感じられますな。




 




さて、かの大ヒットの名作「ザナドゥ」の名を冠する本作ですが、プレイヤー次第のパラメータ割り振りや、4つの王冠を集めるストーリー、やたら必要になる鍵とザナドゥっぽい要素は感じられます。
ただしザナドゥのゲームバランスの根幹とも言える「有限の敵」という要素が無くなり、経験値もお金もダンジョンに繰り出せばいくらでも稼げるようになりました。
この時点でもうザナドゥとは別物と思っていいでしょう。というかこれもうぶっちゃけイースやん!
食料のシステムもないし!山とか海底とか探索しちゃうし!

 

 




そんなわけで現代風のぬるーいゲームに変貌したザナドゥネクストですが、それでつまらないかと言ったらまさかファルコムのRPGがつまらないわけはなく、むしろ普通に面白いです。
ダンジョンで重要なのはやはり装備です。
強い武器防具を買うためにたくさんお金が必要なのは当然ですが、それと同時に良いものを装備するためには一定の能力値を満たしている必要があります。
STRがいくつ以上無いとこの武器は装備できないよ!みたいな感じです。
このゲーム新ダンジョンに進むたびに結構な勢いで敵が強くなるので、その度に地道な稼ぎが必要になります。




 


本家ザナドゥみたいに回復手段が限られているなんてことは全くありませんので、ザコを狩っては街へ戻って回復&セーブ。
ダンジョンを探索して石版を拾ってはシャルに解読してもらってストーリー把握・・・などなど、実にオーソドックスな遊び方で楽しめます。





 


まあタチの悪いオッサンゲーマーなんかは「こんなのザナドゥじゃない!」なんて言うのかもしれませんが、いやいや、このゲームで見るべきはそこじゃないんで。
ずばりこのゲームの見所はストーリーです。
石版や手記から見えてくる過去の出来事、各地で石になっていた謎の古代人。
そして謎に包まれたキングドラゴン・ガルシスの存在。
全ての謎とキャラクターの行動理由が、これ以外無いという形で収束する終盤のストーリー展開は必見です。
いやーさすがファルコム、これは凄いです。
これまで遊んできたRPGの中で、ストーリー部門1位に据えてもいいかもなあ。


 


本家ザナドゥとは別物になったのは確かですが、グラフィックもゲームバランスも音楽も、その時代の最高を目指して作られているのがよく分かります。
これを「ザナドゥである必要が無い」なんて言葉で切って捨てるのは、ちょっと俺にはもったいなさ過ぎて出来ないですね。
いや、いや、そんな事言ってる人、別に見たことないわけですけど。すみません。


 

 

 



 

 

 

 

 


実は「ふぁるこむコミックざんまい」っていう漫画で浜田ぢゅんいちさんが書いたザナドゥネクストの漫画が面白かったので、このソフトを遊んだんだよなぁ。
もっと言うと本家ザナドゥを遊んだのもザナドゥネクストを遊ぶためだったからな。
この漫画のおかげでザナドゥシリーズに触れられたってわけだな。

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