原田勝彦さんが死んだとき、追悼スレで原田さんのブログのログが上げられてたんだよ。
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1220785814/
ここの338。
当時ダウンロードはしたんだが、何年も経つ間にパソコンの入れ替えとかのいろいろでデータを消失してしまった。
バックアップとか取ったつもりだったんだが、何処のUSBに入ってるのか、あるいはうっかり消してしまったのか忘れて謎のまま。8年前だしな・・・。
で、結局読めずじまい。コンピュータのデータは永遠だって言われるけど、ありゃウソだ。
大事なものを失ってしまった自分のうっかりさに呆れる。
失った過去は取り戻せない。自分の記憶は当てにならない。だからこそ記録は大事だな・・・と。失くしてからじゃ遅いんだぜ。
まあ、原田さん本人は死んだ後も自分の文章読まれるとか、相当嫌がりそうだが。
アレはなかったことに……
もう一度考える。消すことは悪いことだろうか。思い返せばデジタルデータやアカウントに限らない。俺は過去を残すことを徹底的に嫌っていた。俺の住んでいるこの部屋に、過去の自分を示す材料などほとんどない。免許証の顔写真がせいぜいで、子供の頃の写真や学校の卒業アルバムなどどこにも残っていない。もしかしたら母が多少持っているかもしれない。しかしそれもせいぜい0~5歳の頃の写真だろう。子供の頃から意識的に写真を残さないようにしてきた。別に名うての犯罪者やスパイを気取っていたわけではなく、過去の自分の姿を残すことがなんとなく嫌だったからだ。「なんとなく」というが、なんとなくの割には徹底している。本当に何も残っていない。
ホントどうでもいいけど、この前ゲームショップが閉店する夢見た。
現実でも子供の頃は近所に5、6件あったゲーム屋も、今じゃブックオフを残すのみ。
金が無いから安いソフトを求めて中古屋をさまようあの時間は、俺にとって何より楽しい時間だった。
それももう、無い。今はネットでなんでも楽して安く手に入る。まったくつまらない。
昔に戻りたい・・・。
PR