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蒼き雷霆 ガンヴォルト 感想

【タイトル・ハード・価格など】
タイトル   :蒼き雷霆 ガンヴォルト
遊んだハード :ニンテンドー3DS
製作     :インティ・クリエイツ
発行日    :2014年8月20日(水)
購入価格   :セールで800円くらいだったかな

 

 


【ゲーム概要】
覚えゲー要素の強いハイスピードACT。

 

 

【一言感想】
面白い。
アクションゲームの教本のような内容。

 

 


【ごく個人的なお気に入り・不満点】
◎機械に繋がれたシアンちゃんが最高に胸キュン

 

 


【スクリーンショット】



偽トロが使えないので直撮りじゃー!
適当ですまん


 





 



ニンテンドー3DS「蒼き雷霆 ガンヴォルト」をクリア。
ゲームの話を始める前に、まずタイトルの確認から行こう。
「青き」ではなく「蒼き」が正しい。
また「雷霆」の文字は「」である。読みは「テイ」。激しいかみなりという意味だ。(参考
「雷」ではないので間違えないように。
そして「蒼き雷霆」と書いて「アームドブルー」と読む。これは基本事項だ。
分かったら、『迸れ!蒼き雷霆(アームドブルー)!』と叫びつつゲームの感想に移ろう。
多少ネタバレが挟まるかもしれないので未プレイの方は注意して欲しい。

 


 

 

 


本作は2Dアクションの雄インティクリエイツが「ロックマンゼロ」シリーズに引き続いてリリースした3DDS用DLゲームだ。
パッと見はロックマンっぽい画面だが、プレイ感はだいぶ違ったものになっている。



 

第七波動(セブンス)と呼ばれる能力者が現れ始めた世界で、能力者を管理する巨大グループ「皇神(スメラギ)」と反武装勢力「フェザー」の抗争を、フェザーのエージェントである「ガンヴォルト(通称GV)」となって戦い抜くというのが本作のストーリーだ。
ただしGVはオープニングステージで排除すべき標的(ターゲット)の「シアン」という少女に一目惚れしてフェザーをいきなり脱退。
GVもシアンも中学生なのに二人きりで半年間の同棲生活を経た後に本編スタートという胸ときめく展開だ。


 

 

そんなお茶目なGVだが、第七波動能力者を多数抱える皇神グループですら恐れるほどの超一流能力者であり、雷撃を操るそのスペックは非常に高いものとなっている。
まず特徴的なのが、避雷針(ダート)を撃ち出す銃「ダートリーダー」と、電撃を放出する「雷撃燐」を組み合わせた攻撃方法だ。





避雷針を敵に撃ち込むとロックオン状態となり、その状態で雷撃燐を発動するとロックした敵に対して電撃で誘導攻撃をすることが可能だ。
この状態では照準に気を使うことなく高威力の攻撃を続けることが出来るので、ボスに避雷針を撃ちこめばその後は回避に専念することが出来る。
また雑魚敵に対しても、避雷針を撃ち込んでしまえばその後は足を止める事無く攻撃することが出来る。
ダッシュしてすれ違い様に避雷針を撃ち込みつつ、離脱しながら雷撃で破壊するスピード感は他のゲームでは味わえないものだ。
蒼き雷霆の名にふさわしい攻撃能力といえる。

 

 

またGVには攻撃だけでなく防御用にもチート級の能力が備わっている。
それが「電磁結界(カゲロウ)」だ。
被弾時にオートで発動するこの能力は、ほとんどの攻撃によるダメージ・ノックバックを全て無効化する。

 

「雷撃燐」と「電磁結界」の使用には「EPゲージ」と呼ばれるゲージが必要なのだが、このゲージは時間経過や下キー2連押しで回復することが可能で、ゲージさえ続けば電磁結界の効果によりほとんど無敵状態で進むことも可能となる。
既存のアクションゲームの枠を超えた圧倒的ハイスペックな自キャラクターが、ガンヴォルトの大きな魅力と言えるだろう。
なおGVは中学生なのに料理もできるということで、戦闘以外でもハイスペックぶりを発揮している。

 

 

この能力をもって皇神グループの各拠点を攻撃していくわけだが、そこは「ロックマンゼロ」のインティクリエイツ。そう簡単にはクリアさせてはくれない。
拠点では数々の敵に加え、暗闇や水責めのトラップ、溶岩やトゲ(即死ではない)、高層ビルでの穴(落ちれば即死)など数々のギミックが行く手を阻み、電磁結界のおかげで言葉通り無敵のGVといえども一筋縄では行かないだろう。
攻略にはある程度ステージの構成やボスの攻撃パターンを覚えることが必要になる。

 


このゲームでは「ライブノベルボイス」と呼ばれるシステムが搭載されており、ゲーム中でアクションをしている間もセリフの表示とボイスの再生が行われる。
古くは「スターフォックス」の頃からあるシステムで、ゲームの進行を止めずにストーリーを語れる優れた代物なのだが、これまで採用しているタイトルは少なかった。


ただ本作では一つ問題があり、セリフの枠が非常に邪魔なのだ。
ストーリーは読みたいので仕方なく表示はするのだが、地面を隠すこのセリフのせいで何度ダメージを受けたか穴に落ちたか分からない。
このこともゲームの難易度を上げている一因となっている。
特にボス戦中は延々と長話を続けるので、もはや言葉でプレイヤーを幻惑するトラップの一種なのではないかと思った。

 


しかし、こうした厳しいステージを超性能のGVを操ってスピーディに攻略できたときの気持ち良さは、他には代えられないものがある。
ゲーム内では「ランクBでクリア」「○分以内にクリア」などのクエストを受注することができ、これによりプレイヤーを練習させて能力を鍛えようという意思が見えるのも良い所だ。
攻略に行き詰ったときはクエストの達成などで手に入った素材を使って、2段ジャンプなどGVの能力を強化する装備を作成することも出来る。

 


つまりこのゲームは、電磁結界による無敵や素材による装備の追加などで誰でも遊べる基盤をまず作っておいてから、クエストによって方向を示すことでプレイヤーをより高いレベルに押し上げようという狙いを持って作られているのだ。
敷居は低く、志は高く。
現代のアクションゲームのお手本の様な内容だった。

 

ちなみに低いのはあくまで最初の敷居だけで、エンディングを見るためにはそれなりの実力が必要となる。
遊ぶときは覚悟して挑んで欲しい。それだけの価値はある。









 

 


面白かったので8月配信の続編「」も買おうと思ったけど、パッケージで1と2のセットも発売されるらしい。
これはプランの修正(リビルド)が必要か。

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