同人エロCG集「モテないしオナニーする」を購入。同人サークル「△屋」の18禁CG集だ。
「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」というアニメの二次創作品。
基本CG19枚。差分合わせて65枚のCGが楽しめる。
やや過激なプレイの画像も収録されているが、全て主人公の子の妄想であり、多少ハードな事をしても妄想なので問題ないということらしい。
顔色の悪い主人公の娘だけでなく、他のキャラクターの緊縛CGも収録されている。
さて、「なんでコイツはいきなりエロCG集の紹介をしてるんだ?エロRPGだけじゃ飽き足らなくなったか?」と疑問に思う読者の方もいらっしゃるだろう。
当然のことだが俺はこんなアニメキャラのCG集になんぞに興味は無い。
俺が興味あるのはただ一つ!このCG集のおまけについている横シューの事だけだ!!!
【タイトル・ハード・価格など】
タイトル :リバウンダー
遊んだハード :PC
製作 :おにぎり屋
発行日 :2012年11月
購入価格 :約900円
【ゲーム概要】
弾が反射する横シュー。
弾幕風味。
【一言感想】
出来はいいけど難易度がやばい。
【ごく個人的なお気に入り・不満点】
×リスタートが無い。
【スクリーンショット】
というわけで「おにぎり屋」製作の横スクロール同人STG「リバウンダー」をご紹介だ。
先述のエロCG集「モテないしオナニーする」のおまけに収録されている本作、とてもおまけレベルとは言えないほどのボリュームと、レトロSTGへの熱いこだわりに満ちている。
なお例によって当ブログは18禁サイトへのリンクが不可なので、恐縮だが興味ある方は作者のニコニコ動画のユーザーページに記載されているURLから、作者のDLsiteブログに飛んで欲しい。
ついでに作者が上げているリバウンダーの動画があるので紹介しておく。
動画を見てもらうと分かる通り、本作は横スクロールのオーソドックスなシューティングゲームだ。
特徴的なのは自機のショットで、常に3WAYで発射されて低速で進み、方向キーとの同時入力で方向の撃ち分けが可能。さらに壁で反射するという特性がある。
弾数が多く画面に長く残るので、画面の大部分を自機の弾でカバーできる。
とりあえずばら撒いておけばなんとかなる的な性能だが、その分威力は低めで見た目も貧相。頼れるんだか頼りないんだかはっきりしない武装と言えるだろう。
で、それだけならただの「武装が独特なSTG」で済んだのだが、このゲームではあろうことか敵の弾も壁で反射するようになっており、特に建物内のステージなどはかなり悲惨な状況が展開される。
悲惨な状況の一例。
このため敵弾の反射を常に考えながら動く必要があり、自機の背後や上下に対しても注意を払う必要がある。
また敵の弱点が反射を使わないと当たらない場所に配置されていることが多く、自機の弾の発射方向についてもしっかり考えなければならない。
反射というギミックを上手く使ったボスキャラ。
洞窟内の地形はでこぼこになっている。反射弾の特性を活かすよう作られたステージ設計も見事。
弾が反射するという特性によりパターン化が非常にしづらくアドリブの力を試されるため、非常にスリリングで刺激的なプレイングが楽しめる。
全体的に反射神経や未来予知能力危険予測能力が試される、かなりマニアックなシステムになっていると感じた。
マニアックなのはスコアシステムに関しても同様で、敵を倒した時に落とすお金を拾ってスコアを稼ぐのだが、自機の移動が非常に遅い割にお金はさっさと画面外に飛んでいってしまうので、敵を倒した時のお金の拾い方も考えて動く必要がある。
また小銭(50円・100円)についてはショットを止める事で自機に向かって軌道を変えてくれるのだが、この軌道変化は1回のみ有効という回数制限がついており、さらに500円玉については軌道変化しない仕様になっている。
これらの要素によりいかにお金を取りこぼしなく拾うかを考える楽しみが生まれ、プレイが単調にならないようにされているのには感心した。
見逃してはならないのはグラフィックや演出に関してのこだわりだ。
書き込まれたドット絵は多重スクロールし、爆発エフェクトも派手で爽快感を増してくれる。
古き良き隠しキャラの存在も好印象。
このボスの右上に弾を撃ち込むと・・・。
雑魚敵の種類は少なめだが、ここでもプレイヤーを飽きさせないような配慮がされている。
ギミックに凝ったステージもあるが、ステージによってはそもそも道中が非常に短くあっという間にボス戦に到達してしまうのだ。
「雑魚の種類が少ないなら道中を短くすればいいじゃない」という大胆な発想は同人ならではと言えるだろう。
以上のように、独特なシステムを活かしつつ、プレイヤーを飽きさせない配慮が行き届いた熱いスピリッツのこもった作品なのだが、やはり短所もある。
短所もあるというかむしろ、かなりヤバいレベルの短所がある。
ずばり、難易度がメチャクチャ高いのである。
前述の通り反射弾の弾避けが難しいのだが、それだけならまだしもとにかくゲーム自体が長い。
ボスを倒しても倒しても終わりが見えず、かなり心が折れるレベル。
そのプレイ時間は実に30分超(体感)。CG集のおまけと思って油断すると痛い目に遭うこと間違いなしだ。
また一部のかなり問題のあるシーンをどう攻略するかという点でも頭を痛めることになるだろう。
問題のあるシーンの代表格。
非常に高い操作精度が求められる上、行き止まりも上手く使ってルートを構築しないと生き残れない。
顔が近いぞ。
そしてもう一つ問題なのが自機の移動速度の遅さだ。
敵のミサイルを振り切るのもいっぱいいっぱいなスロー飛行のおかげで、パターンをミスればどうしようもなく死ぬ。
気合で避けるということを許してくれないのである。
作者も難易度の高さは認識しているようで、話によれば「当時低スペックPCで作っていたせいで常時処理落ち状態前提だった」とのこと。
おまけなので勘弁して欲しいという話のようだ。
許すとでも思ったのか?
まあ多分恐らくグラディウスⅢほどは難しくないと思うので頑張ればクリアは可能だろうが、それが俺に出来るかどうかはかなり怪しい。
溜めたお金でクレジットを購入できるのだが、先日3時間ほどかけてクレジットを10まで増やして挑戦してもクリアには至らなかった。
そしてこのゲームにはセーブ機能が無い為、ソフトを落とすと苦労して溜めたクレジットも全て消滅してしまうのである。厳しい・・・。
そういうわけで実に惜しいソフトだったと言える。
情熱とセンス、技術は文句無しに感じられたので、おまけだからとか言って甘えていなければ素晴らしい作品になっていたかもしれない。
作者は現在これまたマニアックな戦車シューを製作中とのことなので、そちらの出来には大いに期待させてもらおう。
という感じで済ませてしまってもいいのだが、高難易度とはいえ頑張ってノーコンクリア、無理ならせめてコンティニューありクリアだけでもしたいので、もう少し遊んでみるつもりだ。
せめて自機の移動速度さえもう少し速ければ・・・。
おまけ。2面ボスでたまにバグってもの凄い弾幕ゲーになる。
この状態になるとなぜか自機が無敵になるので、普通に強い2ボスを確実に倒せてちょっと得。
処理落ちしまくるのですげー時間かかるけど。
正直ゲームの出来よりCG集の出来の方に危機感を感じるのは秘密だっ!
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