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我々は多くを失った  もはや取り戻すこともないだろう
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INFINOS 感想

同人STG「INFINOS」をクリア。
開発は「ピコリンネソフト」。


オーソドックスな全6面の横STGで、価格無料のお得な同人フリーソフト。
80年代アーケードの雰囲気を目指したとか聞いたけど、このペタッとした色使いは俺にはPCエンジンのゲームにしか見えない。
内容的には「R-TYPE」や「グラディウス」の影響を大きく受けている・・・というか、もう雰囲気はほとんどR-TYPEまんまだ。



1面開幕の画像。ステージ構成や背景にもR-TYPEテイストが出まくり。


しかしご安心。難易度は本家R-TYPEに比べて格段に低く、バリアアイテムも頻繁に出るので、腕に覚えのある人なら少し頑張れば1コインクリアできるだろう。
武装は緑安定、場所によって青って感じかなー。
6面は青の方がいいね。
赤は火力無さ過ぎて使う場面ないです。


攻略のコツは、レーザーを撃つ敵の前に行かないこと。
上下から片付けるか、さっさと前に出てしまうのが良い。
自機の上下につくビットは弾を撃たなくても攻撃判定を持つので、地上敵や後ろの雑魚を片付けるのに役立つだろう。


シンプルながら丁寧に作られており、敵配置などのバランスが良い感じで楽しめました。
家庭用STGの難易度はこれくらいが最適な気がするね。








「空から日本を見てみよう」のDVD買ってきた。
まあ、たまには(年一回)ゲーム以外に金使ってもいいでしょう。
これ面白くて好きだったんだよな。


デアゴスティーニのお決まりで第一巻は500円。
一巻には北海道の一回放送分が収録されている。
二巻以降は1500円で全100号構成らしい。
アホか!買えるか!全部集めたら15万円か!!!

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落葉の大地を走れ 感想

ネットには多くのフリーゲームが溢れている。
フリーゲームは「無料」というその特性上、『無料なんだからどう作ったって文句ねぇよなぁ!?』という意識が作者に働き、良く言えば個性的、悪く言えば不親切なゲームが生まれやすいということが、大きな特徴であり最大の魅力でもある(と、思う)。


今日紹介する「落葉の大地を走れ」もそんな特徴を備えたフリーゲームの意欲作の一つだ。
ジャンルはADV色の非常に強いRPGで、どこまでも自由度の高いシステムとストーリーがウリ。

ちなみに「らくよう」ではなく「おちば」と読む。
暗闇行灯というサイトで公開されたツクール製のPC用フリーゲームである本作は、その特異なシステムとバグの多さでプレイする人を困惑の渦に叩き込んだ。

 

俺も数多くゲームをプレイしてきて、傾いたシステムのゲームも数多く見てきた(ロシアンルーレットを回すだけのゲームとか)。
だが、そんな俺でも本作では驚くことばかりだった。まず使われているツールからしてまともではない。
「落葉の大地を走れ」は2014年12月3日に初公開されており、割と最近のソフトのはずなのだが、使用されているツールはツクール2003となっている。
ツクールVXでもなくツクールXPでもなく2003!古い!10年以上も前のツール!
そのおかげで本作は初めから避けようもなくグラフィックバグが発生する。



文字の色が化けるのは日常茶飯事。
基本的に「何かしながらメニューボタン」を押すとバグる。
進行には影響が無いので気にしなければ問題無い。


プレイしたての人をことごとく不安に突き落とす罠である。
俺もプレイ開始直後は「うわーなんかバグってるよ。やっぱり古いソフトはうまく動かないのか」とか思っていた。
実際は全然古くなかったわけだが・・・。

 

 

まず見た目でプレイヤーに先制パンチを喰らわせた次は、常識を飛び越えたシステムが襲い掛かる。
本作には「時間」の概念があり、朝→昼→夕→夜の順に日が進んでいく。
このシステムを活かす為に町などに時間限定のイベントが多く配置してあり非常に丁寧なのだが・・・問題はその時間を進める方法。


本作の時間は主人公のHPと連動しており、HPが減れば減るほど日が傾くという仕様になっている。
HPはバイトをしたり戦闘で傷を負ったりすると減るので、もし「時刻を夜にしたい」と考えれば、まずバイトをして時刻を夕方まで進めた後、戦闘で死なないギリギリまで傷を負わなければならない


・・・って、なんで体の傷と時間の経過が連動するんだよ?
一般的には時間なんてただ待っているだけで過ぎていくものなんだが。
このおかげで、「時間を進めるために敵を探す」「時間を夜にしようとして傷を受けすぎて死ぬ」等の意味不明な状況が発生するのだ。
常識を常識とも思わないシステムには驚くほかない。


これ以外にも、


・オートだと使った材料も作った料理も表示しないので何を食べてるのか不明な料理システム(せっかく材料も調理器具も豊富なのに・・・)。

・寝る度に唐突にランダムで発生する回想イベント。

・崖を往復するだけで際限なく上がる登山レベル(その気があれば序盤でMAXにすることも可能?)。

・なぜか町の中でしか確認できない曜日システム。

・本作のMPは行動力という扱い。地図を開く、猫を抱き上げる、歩く等の行動で消費される。ただMPが0になっても大きな問題は無いので安心。

・序盤の金策は実家で寝食しHPMPを回復しつつ町まで出てバイトといういやに現実味ある方法。

 

などなど、不思議なシステムが満載だ。

 

 


・・・あれ?なんだか全然褒めている様に見えなくなってしまった。
まあ実際いろいろ戸惑う所があるのは確かなのだが、それも作者の頑張りゆえに生まれたもの。温かく受け取ってあげるのがゲーム好きの在り方というものだろう。

 

じゃあこのゲームどこが面白いの?という話に移るが、ずばり「謎解き要素」!これに尽きる。
「落葉の大地を走れ」の主人公であるフォン君は生まれつき言葉が喋れないので、ゲーム中は人語を話すネコ「マオ」と同行し他人との会話をしてもらっている。
マオには言葉を一つだけ自由に指定することが可能で、町人と話した時にその言葉について知っていることがあれば教えてくれるようになる。


例えばマオに「ネコ」と指定しておいて、特定の人に話しかけると、ネコに関する特別な情報を話してくれる・・・といった具合だ。
古いコマンド入力式ADVのシステムに似たところがあるな。


このシステムを利用して情報を集め、謎を解いていく楽しみが本作の肝だと思う。
自分の頭で情報を整理・推察し、反応のありそうな言葉を一つずつ試していく。
こんな遊び方が出来るRPGはこれまで無かった。この部分は本当に面白いんだよな。難易度がクソ高いけど


ただ一つ問題なのは、この質問システムをプレイヤーにあまり分からせようとしているように見えないところ。
それどころかシステムの紹介の時には「使わなくても問題ないです」みたいに書いてる始末。
実にもったいないぜ。せっかく面白く作ったんだからもっとセールスしていかないとさぁ・・・。

 

 

・・・と、思わなくもないが、もしかしたら「やる気のある人がより楽しめるように」という配慮なのだろうか?
積極的に質問システムを試すようなやる気のある人が、よりゲームを楽しめるという。
言われて試すよりも、自分から試したほうが思い入れも強くなるから、と。


まあそこまで考えているかどうかは知らないが、何にせよ「不親切」と「奥深い」は表裏一体。
本作はとても俺ごときの常識では測れない、数々の謎の先に途方も無い広さの深遠を覗かせるような、そんな不思議な作品である・・・と、俺は感じたわけだ。

 

そんなソフトがフリゲ2015で10位タイってんだから、みんなの見る目の鋭さには驚くぜ。
俺にはとても万人受けするソフトには見えないのだが、俺もまだまだ未熟だな・・・。








【今日の買い物】
パッケージ版の「幻想人形演舞」と「幻想人形演舞ユメノカケラ」買ってきたぞ。
やはりパッケは良い・・・。この充足感はDL版じゃあ味わえない。

Day by Day

AUTOMATONの記事を読んで、海外のフリーソフト「Day by Day」を遊びました。
短時間でゲームを作る「Ludum Dare」という企画で完成した1本らしい。日本で言う「あほげー」みたいなもんですかな。
サイトを見ると多分3日で作られたっぽい。


ジャンルはサイドビューADV。
短時間作成だけあってシステムはシンプル。分岐も無い上にプレイ時間も短い。その割に容量は262MB。
おまけになぜか処理落ちが激しく動作がもっさりで、村人の挙動も不審で恐い。たまに青年がカサカサと左右に激しく動いたりしてるし。
グラフィックの出来はとても3日とは思えない素晴らしさだけども。


まあそんな粗が目立つ造りなわけだが、一方で「犬の一生と街の変化を描く」というワンアイデアを如何に魅力的に見せるかという点については、このソフトは限りなく最高の成果を残したんではないかと思う。
演出の妙、音楽の妙、言葉は無くとも伝わる物語、やっぱゲームはアイデアだよなと思い知らされる。
生命の儚さと美しさが感じられる作品。時間が空いたときにでも是非!

 


ちなみに本作、英語のボイスが一部で流れるんですが、意味分かる人います?
あいにく俺はさっぱりで・・・。分からなくてもプレイには問題ないですが。
文字ならエキサイト先生にお願いできるんだけどねぇ。

 

 

 


まだ頭痛い・・・早寝しよう。

ことりぷわぷわ

フリーゲームの「ことりぷわぷわ」をプレイ。製作はdafuraZONE。2014年製作。
ラブライブ!というアニメ?の二次創作らしい。


内容はバルーンファイト風味あふれる浮遊型アクションゲーム。
ことりちゃんという女の子が髪の毛をプロペラにして空を飛び、果物を集めて友達の所にたどりつければ面クリアとなる。
途中で画面下に落下したりトゲにぶつかったりするとミスとなる。

 


急降下が可能で動きが制御がしやすいため、このタイプのACTとしては操作性は良い部類に入るが、8面あたりからいきなりトゲの道が出てきたりして殺しに来るので油断は出来ない。
そこそこの難易度と少ない面数で気軽に遊べるのが好き。キャラクターも可愛く、BGMも良い。


ただ横移動速度を持ったまま壁にぶつかると、次動き出すときに速度が保存されてていきなり早く動き出すバグがあり、そのせいで事故るのがちょっと厄介だった。
それもゲーム性のうちと割り切ればどうって事ないが。

ヒ常識ムラ 感想

【タイトル・ハード・価格など】
タイトル:ヒ常識ムラ
ハード:PC
製作:株式会社タクティカルシンパシー・・・株式会社なの!?
発行日:2015年4月
価格:フリーソフト 株式会社がこんな金にならないもん作ってていいのか?

 


【ゲーム概要】
常識がテーマのADV。

 

【一言感想】
これめっちゃ面白い!

 

【スクリーンショット】


最近はフリーのADV「ヒ常識ムラ」を遊んでた。


夢も希望も取り柄も無い青年「翌無 新斗(あすなし にいと)」は、山へ食べ物を取りに行って遭難してしまう。
困った果てにたどり着いた村で泊めてもらえる事になったものの、条件として村の女の子と6日間暮らすことを言い渡され、また都合の良いギャルゲー展開だな、と思いきや、村の暗部が見え隠れして・・・という話。



お付きの村人。名前は「はみ」ちゃん。なんかネズ耳ですね・・・。どういう世界観なの・・・。


さて早速内容の紹介に入るが、本作の内容をぶっちゃけてしまうと、いわゆる即死系ADVに分類されるだろう。
一日のうちにはいくつかの選択肢が出現し、自分の行動を選ぶ事になる。
しかし、舞台となる村はなんとも独特な常識に則って生活しており、その常識から外れた行動を選んでしまうと、一日の終わりに集会で割とシャレにならないお仕置きを言い渡されてゲームオーバー。一日の初めからやり直しとなる。
お付きのはみちゃんは主人公の監視役というわけだ。はみちゃんは主人公が非常識な行動をとっても優しく教えてくれたりはせず、無表情に流した後で村長に告げ口してしまう(実はちゃんと理由があるんだが)。
女の子にこっそり監視されて告発される・・・中々燃えるシチュエーションだな!(変態)

 


即死ゲーだが転んでもただでは起きない!破ってしまった常識はこのようにルールブックにコレクションできるぞ!失敗をご褒美に変える良いアイデアだ。
常識の数も非常に多い。これ考えるの楽しかっただろうな・・・。
常識を破った場合は村長の「ソン・チョー」さんに叱られるのだが、このセリフパターンが常識一つ一つにそれぞれちゃんと用意されており、理不尽感を楽しく味わうことが出来るぞ。


常識を守れば話を進められるし、常識を破ればルールブックが埋まりチョーさんの理不尽話が聞ける。
どっちに転んでも楽しい。これは非常に上手い造りなんじゃないかね。


遊びづらい部分も無かったし、完成度も高い。はみちゃんも可愛い。
遊んで損の無い良作かと!

 

ただ一点だけ。
「常識を破ってお仕置きを受けた」の段階でルールブックに常識が追加されると、普通に答えのネタバレになるのが気になった。
一日を突破した時点で、フラグが立ってる常識をルールブックに追加する仕様ならネタバレにはならない。
ただ難易度的には今の方がありがたいから、このままで良いかな。

 



本作、マルチエンドでは無いようだ。ルールブック全埋めしたら何か変わるかもしれないけど、6つ程見つからない。全埋め狙うならマッピングが要りそう。
マルチエンドでない代わりに続編が出る予定らしい。
この内容であの終わり方じゃあんまりだぜ!続編に期待していいんだよな?

苦情・要望はこちらまで

lostresistance4ああっとyahoo.co.jp
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