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自由に値段を決められるゲームバンドルサイトで あまりに安く設定すると表示される なんともいえないイラスト
ネットで面白い画像を見かけました。
インディー開発者『ゲームを作るには食べ物が要ります。お金をめぐんでくれませんか?』だそうです。
味があって良いですね。
人間社会の基本は信頼関係で成り立っています。
動物の中でも犬は社会性が強い、という話を聞いたことがありますが、人間ほど社会性を大事にする動物もいないでしょう。
「人は一人では生きていけない」とか言っちゃうくらいですから。
ゲームに関して言えば、製作者とプレイヤーの間も信頼関係で結ばれています。
プレイヤー側から見れば、「製作者に対価を払えば面白い体験をさせてくれるだろう(かもしれない)」という形です。
逆に、製作者もプレイヤーを信頼しています。
製作者側から見た信頼の形は「良い物を作ればプレイヤーが対価を与えてくれるだろう」ということです。
誰かに聞いたわけではないし、中には「自分で作りたいから作っただけ」というひねくれものの製作者さんもいるかもしれませんが。
この場合の対価というのは、何もお金だけとは限りません。
ただ遊ぶだけだったり、遊んだ感想を書くといった事も対価として扱われます。
なぜならば、製作者がそれを望んでいるからです。
無論企業が大金をかけて作っているゲームであれば、対価といえば基本的には現金の事になりますが、個人が趣味で作ったようなものの場合、ただの一文にもならない感想であっても彼らは喜んでくれます。
場合によってはフリーソフトをダウンロードするだけでも、ダウンロード数という形の対価を与えていると言えるかもしれません。
製作者に対価を支払うという事は、別に難しいことではないのです。
だからこそ我々プレイヤーは、製作者からの信頼を裏切ってはいけないのです。
良い物には正当な対価を与えてあげたいのです。
もし製作者からの信頼を失えば、彼らはゲームを作ることをやめるでしょう。
ゲームの供給が無くなれば、ゲーム以外に何の興味もない俺なんかはもう死ぬしかありません。
ゲーム会社が破産するニュースをたまに見かけます。
我々は彼らを信頼しなかったし、彼らも我々を信頼しなかった。その結果が破産ということなのかもしれません。
或いは現状のゲーム業界。みなさんの目に今のゲーム業界がどう映っているかは知りませんが、やはりこれまで築いてきた信頼関係の結果の表れに違いありません。
もっと言えば近頃流行りのスマホゲーム。
新しいジャンルだけあってこれまでとは異なった信頼関係が築かれていそうです。
プレイヤー側からは「面白いゲームが無料で遊べる!」と大評判のようです。
製作者側からはどうでしょう。
大手企業が作っているようなゲームであれば、継続的にイベントを打ってプレイヤーを手放さないようにしているようです。
そのためには継続的な予算が必要になります。やはり対価として課金をしてもらわないと困るでしょう。
基本無料のスマホゲームでは、「全体の1%以下のプレイヤーが、売上の6割以上を担っている」というデータがあるそうです。
どうにもウソくさい話ですが、これを信じるなら製作者側の信頼の形とは、「良い物を無料で提供してお金持ちの人に気に入ってもらえば、その人が大量に課金してくれる」となりそうです。
その課金のためのシステムがガチャなのでしょう。
これが正しいかどうかについては俺は知りません。
いずれ偉い人や頭の良い人、製作者自身、そしてプレイヤー自身が結論を出すでしょう。
何にせよ、信頼関係は社会の基本です。
失われてはいけないものです。我々は製作者を信頼し続けたいし、製作者もまた、我々を信頼して欲しいのです。
冒頭で紹介させてもらった画像は、「私たちの信頼を裏切らないでくれ!」という、製作者からの悲痛なメッセージなのです。きっと。
中古でしかゲーム買わない俺は、製作者からの信頼に応えられているのだろうか?