「UNDERTALE」をクリア。開発はToby Fox氏。ゲーム中何度も名前が出てくる目立ちたがり。
多機種に移植されてるけど、俺が遊んだのはVITA版。移植度は良好。
ルートはN→N(Gに行こうとして失敗)→P だった。
Gルート行きたかったけどもう無理かな・・・。
いやーすごい作品だった。巷での評判の良さも納得。
ゲームとしてはADV+弾避けという異色だけど、マップごとに細かくイベントを配置したり、戦闘の仕掛けを凝ったり、キャラクターの個性が強かったりと楽しませる要素が満載。
それらをまとめる主流としてアンチ・RPGなストーリーが展開され、コンティニューを繰り返しながら雑魚敵を倒し続けEXPを溜めるプレイヤーに対しての痛烈な皮肉が秘められている。
翻訳は「ハチノヨン」が担当。昔遊んだ「スキタイのムスメ」を翻訳したところだね。
細かいニュアンスを捉えつつ自然な表現になっておりとてもいい仕事。PC版非公式パッチより断然いいかと。
フィールドのイベント一つ一つが面白くて、パズルと見せかけてパズルじゃなかったり、危ないと見せかけて安全だったり、安全と見せかけて危険だったりとプレイヤーを驚かせるのが大好き。
戦闘の演出もすごく上手くて、一見すると地味な白黒の戦闘画面に本当にたくさんの仕掛けが仕込まれていて、ボス戦ごとに新鮮な驚きをくれる。
作者はよほどのイタズラ好きと見える。あと犬好き。
曲が良くてボス戦ごとに専用のテーマ曲があるのも嬉しい。
普通に戦うとみんなが不幸になるので戦わずに進むというコンセプトも素晴らしい。俺の一番好きなRPGであるマザー2も敵を殺さないのが特徴だった。
後は隠し要素がすごく多いのが好き。最近のゲームは隠し要素が不足してていかん。
周回プレイ前提なのにパズルがめんどくさいのが難点だけど、これは遊んで良かったわ。
これ会社の同僚にも「絶対に遊んだ方がいい」って勧められたんだよな・・・。
心から称える一本として選ぶのに文句ない出来だったので、人に「絶対遊べ」なんて勧め方するのも納得。
一番好きな曲は「Spider Dance」。
「Enemy Approaching」もいいなあ。
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