【タイトル・ハード・価格など】
タイトル :Gunroar
遊んだハード :PC
製作 :ABA Games
発売・公開日 :不明
購入価格 :フリーソフト
【ゲーム概要】
海戦縦スクロールSTG
【一言感想】
全てのバランスが完璧な名作
【ごく個人的なお気に入り・不満点】
◎敵が5種類しかいないのに飽きがこないところ
×押しっぱなし+連打は腕が疲れる
【スクリーンショット】
Gunroar (ABA Games)は、俺の知る限りもっとも完璧に近いSTGのひとつだった。
本作は海を舞台にした縦スクロールSTGだ。
自機は船で、連射力に優れた通常ショットと、弾数無限の「ランス」を備えている。
クリアなどはなく、ただひたすらスコアを稼ぐことが目的だ。
STGには色々な楽しさがある。それは避ける楽しさだったり、狙う楽しさだったり、稼ぐ楽しさだったりと様々だ。
昔のSTGは、狙うゲームという色合いが強かった。例えばギャラガがそうだ。
相手の動きを予測して、一発必中の攻撃を確実に敵機に当てていくゲームプレイが良しとされた。
こうしたゲームには避けの楽しさが無かったわけではないが、後の弾幕系と比べるとそのスリルは薄かったと言っていいだろう。
一方の弾幕STGは、弾を避ける楽しさがより洗練された代わりに、狙う楽しさが失われた。
自機のショットは強力・広範囲となり、細かな狙いをつける必要は無くなった。
こうして移り変わっていったSTGだが、狙う楽しさと避けの楽しさ、これらを同時に得ることは出来ないのだろうか。
その回答のひとつがGunroarだ。
本作の攻撃はかなり激しく、また自機の当たり判定は小さ目で弾幕系に近いスリルが味わえる。
また自機の武装であるランスは、当たり判定は小さいが高威力で、一直線に飛んでいくという性能を持つ。
敵の船の中心部分には弱点が設定されており、ここに向かってランスを撃ちこむことで敵を素早く倒すことができる。
これらの要素が組み合わさる事で、「弾幕を掻い潜りながら敵の弱点に向けて正確な一撃を繰り出す」という、狙う楽しさと避けの楽しさを良いとこ取りしたような内容に仕上がっている。
・・・これだけでもGunroarは優れたSTGだと言う事ができるが、俺は本作の真に優れた点は他にあると考えている。
本作は縦スクロールのSTGだが、他のゲームとは違う一つの特徴がある。
それは、画面上部に移動する事でスクロール速度を早める事ができるという点だ。
STGを遊んでいて、「一面を進めるのがダルい」と感じたことは無いだろうか?
強制スクロールという括りに縛られたSTGは、スクロールの速度を越えたプレイを行うことは絶対にできない。
たとえステージの構成を全て把握して、完璧にプレイできることが分かりきっていたとしても、だ。
だがGunroarならそれが出来る。そして、Gunroarではスクロールを早めれば早めるほどスコアの倍率が上昇し、高い点数が獲得できるようになっているのだ。
遊んでみると分かるが、強制スクロールから解き放たれた時のスリルは実に素晴らしいものだ。
何しろ「早く進むほど正義=立ち止まる事は悪」である。本作のプレイ中、のんびり出来る時間など1秒も無い。
敵がいるなら倒し、余裕があるなら少しでも早く先に進む。そうする以外の選択肢はないのだ。
1面開始時の出撃デモ・・・ボス撃破後のステージリザルト・・・小型機を倒してから次の小型機が出現するまでの間・・・。
旧来のSTGを退屈なものにしていた「待ち時間」はもう存在しない。
これこそが、Gunroarを名作たらしめている最大の発明であると俺は思う。
まずは1000万点目指して遊ぶと熱いよ。
あと某掲示板からコピってきたコマンドラインオプションの適用方法。
↓
81 :名無しさん@弾いっぱい:2006/03/18(土) 04:59:09 ID:MoEl+v3T
方法その1
・実行ファイルを右クリック→「ショートカットの作成」
・ショートカットを右クリック→「プロパティ」
・「ショートカット」タブをクリック
・「リンク先」の一番最後に半角スペースを挟んでオプション命令を書き込む
例:[C:\gr\gr.exe -nosound -window]
上層フォルダに半角スペースが含まれる場合は「"」で
例2:["C:\Program Files\gr\gr.exe" -exchange]
・ショートカットをダブルクリック等して起動
その2
・ゲームフォルダ内を右クリック→「新規作成」→「テキスト」
・メモ帳などで開いて「exe名 オプション」を書き込み保存する。.exeは不要
例:「gr -res 1024 768」
・.txtの拡張子を.batにする
・batをダブルクリック等して起動
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