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FRファンタスティックレイン 感想

【タイトル・ハード・価格など】
タイトル   :FRファンタスティックレイン
遊んだハード :PC
製作     :あくす
発売・公開日 :2015年11月4日
購入価格   :1600円

 

 


【ゲーム概要】
ダンジョン探索なんちゃってFPS。

 

 

【一言感想】
熱意と努力の理不尽ゲー。

 

 

【ごく個人的なお気に入り・不満点】
◎アニメーションの演出すごい

 

×女の子なのにラーメン食べながら新聞読まないで欲しい

 

×場面によってキーボードのキーアサインが違う(特にエンターキー全画面化はひどい)

 


×リロードのボイスが誰が喋ってるのか不明 オフにできるのが救い

 

 

【スクリーンショット】


 


 


同人探索FPS「FRファンタスティックレイン」をクリア。
独特のシステムに独特のグラフィックが特徴の、他に二つと無い正に同人という感じのゲーム。
以前に期待半分、恐ろしさ半分みたいな印象を書いたが、まさにその想像通りの内容だった。

 

 



ゲームとしてはダンジョンの探索がメイン。
3Dダンジョンチックな見た目のダンジョンを、敵を倒したり街での補給を挟んだりしながら探索していく。
ダンジョンの構成は複雑だが、マップ機能が搭載されているので探索自体は難しくない。

 



 


ダンジョンの各所にはスイッチやイベントが配置されていて、先に進むには当然探し回らなければならないのだが、それを敵キャラが邪魔してくる。
本作の戦闘はFPSの様にリアルタイムで行われる。
と言ってもそんなに本格的なものではなく、左右キーで曖昧に照準を合わせるだけの簡単操作だ。
ただ、敵が無限湧きで移動するたびに大量に現れるので、探索と戦闘を常に同時にこなすことになる。
現れるザコを銃でサクサク片付けながらマップを歩き回るのは爽快さ半分、大変さ半分といったところ。
ちなみに敵をサクサク片付けられるようになるのはある程度強い銃が手に入ってからのこと。
序盤についてはハンドガンを頑張って連射する必要がある。それはそれで楽しいのだが。

 



 



なお、このゲームで初めにやるべきことは弾の確保である。
銃弾が有料なため、戦闘をこなせるだけの弾を確保するためにゲームの最序盤から稼ぎをする必要がある
1面開始直後の画像の場所(通称:射的場)でひたすらザコを撃ち抜いては街に戻って補給するのを繰り返し、充分な数の弾、回復薬、そして重要アイテムの帰還の羽を買い込んで、初めて探索が進められるようになるのだ。
恐らく多数の人がこの序盤の稼ぎでクソゲー認定したと思われる。
序盤以降お金に困るシーンはほぼ無くなるのもバランスの悪さを際立たせる。

 

 


装備さえ整えば探索は楽に進むと思いきや、ここで本作の最大の問題点。
いくつかの謎解きがノーヒント過ぎて、謎解きというよりは超能力並みの直感を要求されるのだ。
俺などは1面ラストの謎がさっぱり解けず、泣きながらひたすらマップを歩き回るハメになった。
作者もこれはまずいと思ったのか発売後早々に自ら攻略サイトを製作し、ゲームの攻略フローを丁寧に解説してくれていた。
正直このサイトが無かったら5回くらいは詰んで諦めていたと思うのでこれは英断であると思う。
そもそも謎解きが難しすぎるのが問題なわけだが。

 

 

 


以上のように基本的なシステムこそ特徴的で面白いが、序盤のバランスの悪さと謎解きの難しさのせいで猛烈に人を選ぶ内容になってしまっている。
作者によればテストプレイヤーがいなかったらしく、やはり遊びやすいゲームを作る上ではテストプレイが重要だと再認識させられた。

 

 

 

 

 

 

 

 


・・・ただ、俺としてはこのゲームをクソゲーなどと言ってけなすつもりには全くならない。
演出やグラフィック、戦闘システムなど純粋に良く出来ている部分も多いし、それに仮にテストプレイをしてバランスがまともになったとしても、それがゲームの楽しさに繋がるとは限らない。
ただ親切なだけのゲームになって、逆にプレイが退屈になった可能性もある。

 

 

 

 

エンディングを見るに、このゲームには作者のゲームに対する夢が詰まっている。
本編と全く関係ないラーメンを食べるアニメーションに、6面の膨大なテキストに、その他凝りまくった演出に作者のこだわりが詰まっている。
きっとこのゲームは作者の分身、魂の一部の様なものなのだ。
だったらもうこれでいいよ。このままでいい。攻略サイトのおかげでクリアは出来るんだし、理不尽な謎解きはダメだ!とかあえて言うまい。

 


このゲームは内容の全てが作者の意思で構成された、他に二つと無いゲーム。
いまや同人ですらどこかで見たような設定・アイデアが目立つようになってきた中、これほど「個性」という言葉が似合う作品も中々無い。
そういうものを遊ばせてくれたというだけで俺は満足だ。
たとえ作者自身が認めなくても、俺がこのゲームを良作と認めよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・まあもう一回クリアしろって言われたらキツいけど。
いい話っぽくまとめたけどゲームが大変なのは変わらないんで、遊ぶならそれなりの覚悟を持って。
普通のゲームじゃ飽き足らないって人にはオススメ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



http://axnopage.blog.fc2.com/blog-category-3.html
ゲームクリアしてから製作記読み返すと、また改めて楽しめる。
最初はADVだったのが何をどうしたらこうなるんだか。

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