同人エロRPG「まりもエクステンション」をクリアしたので感想を書く。クリア時間は8時間弱。
製作は「どくりんごサワー」。
なお当ブログは18禁サイトへのリンクはNGとなっているので、興味ある方はお手数だが各自検索してもらいたい。
ツクール製のオーソドックスなRPG。
名作「MOTHER2」をかなり露骨に参考にしており、街の雰囲気や技の名前だけでなく、バスでの移動やアイテムをプレゼントボックスから拾うなど共通点を挙げればキリがない。
電話で呼べる荷物預かり屋もいる。(使わない)
なおMOTHER2ではお金はCD(キャッシュディスペンサー)から引き落としていたが、まりもエクステンションではATMからの引き落としとなっている。大して変わらないが。
感想だが、エロを抜きにして単純にRPGとして力作だと思えた。
システムこそオーソドックスなものの、手書きの建物グラフィックや可愛いキャラクターデザインなど並々ならぬ力が入っていることが分かる。
斜めの壁は当たり判定作るのが大変そうだ・・・。
キャラの顔は個性的だが、個人的にはこういうデフォルメ調のデザインは好きだ。
サブキャラを含む各キャラの個性が出たイベントも多く、話のテンポも良いためプレイヤーを飽きさせない。
戦闘バランスも厳しくはないのでサクサクと進めることが出来る。
一部強敵もいるが。女主人公に腹パンは特攻属性だ。
また印象に残ったのはBGMの良さで、フリー素材を使用しているようだが場面にしっかりとあった曲が流れるためオリジナルなのではないかと思ったほど。(というか、本当にオリジナルかも)
グラフィック・BGMだけでなく、ゲームの構成もプレイヤー視点に立てて作れているように感じた。
例えば、転移施設のある建物は印象的なデザイン・配置になっているため場所を覚えやすいようになっていたりする。
また自由に街を周れるようになるタイミングで強いボスを配置することで、プレイヤーが自然と街のイベントを見に行くような造りになっている。
長いダンジョンではちゃんと中間地点から物資の補給が出来るようになっているなど。
こういった部分はプロの作るRPGでも出来ていない事が多いので、このゲームはかなり気を使って作られていることが分かる。
そういうわけで戦闘がシンプルなところ以外は普通に手の込んだRPGなのだが、残念なことに(?)やはりエロRPGなのでそういうイベントも多い。
純朴なまりもやミカがひどい目に合うのは少々気の毒かもしれない。
だが、これは避けられない運命なのだ。
興味があるなら彼女らの頑張りを見てあげて欲しい。
後はプレイ中気になっていた情報をここに載せておく。
・えっち度が二人とも100だと終盤のセサミ戦でイベントがある・・・と見せかけて何もない。
何か他に条件がありそうだが謎。
・クリア後に開放されるギャラリーは、見たイベントのみ開放される硬派仕様。
全て埋めるのは至難だが、全開放の救済措置もあるので安心だ。
ゲームとしては割と良かったと思うけど、ツクールはキーボ-ド操作ってのがダメ。指つかれる。
パッド使えよって話ではある。
どうでもいいけど同人ゲームカテゴリがエロゲーばっかなのをなんとかしたい。
しかしこの技名はちょっとマズイっしょ・・・。
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