Androidゲーム「Lifeline」をプレイ。
有料(200円くらいだったか)のADV。開発は3 Minute Games。アメリカの開発会社?
最近日本語ローカライズされたらしいが、カタコトの日本語てことは全く無く、むしろプロの翻訳家の仕事かと思われる。
リアルタイムADVとでも呼ぶべき内容で、スマホという媒体を上手く活かした作品。
遭難した宇宙航行中の学生が、プレイヤーの所にたまたま通信が繋がって、助けてーという話。
相手から通信が来ないと話が進まないため、最後まで読み進めるのに数日かかるのが最大の特徴(エンディング到達後はスキップ機能あり)。
通信相手の学生君は自分では何も決められない優柔不断な性格のようで、「右と左どっちに行くか」とか、「陽が落ちそうだけど行くか戻る」かとか、実に微妙な質問を投げかけてくる。
そのくせ理由も無いのに「あの山に行かなければいけない気がする」とかいうわけ分からん理由で遠くの山に行きたがる困ったちゃんなのだ。
プレイヤーはそんな奴にあーしろこーしろと指示を出すのだが、この指示を出すというのが本作最大の特徴。
この作品、言ってしまえば単なる選択肢を選ぶタイプの短編ADVなのだが、「選択肢を選んだ後に行動するのが自分ではなく他人」というこのアイデア一つで、従来のADVとはガラッと違った内容に仕上がっている。
例えば行動するのが自分であれば何が起ころうと自分で見て即座に状況を知ることができるが、他人が行動する場合、自分が状況を知る事が出来るのは相手が状況を把握して、それを説明してくれてから初めて、という事になる。
要は知ってる情報に差があるわけだよな。自分で知って自分で選ぶなら話は早いのに、相手から伝えられた情報だけで選択肢を選ばないといけない、しかもそれで行動するのも相手なら、良くなるも悪くなるも相手という。
ありがちなジャンルでも、ワンアイデアでここまでゲームの雰囲気が変わるものかと驚かされたね。
しかしシナリオが思いっきりB級SFなのはどうなのかね?
Lifeline2も出たらしい。
今度はファンタジーで相手が女の子と聞いた気がするけど調べてない。
日本語版来るかな~?
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